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2016-12-07

韓国軍サイバー司令部(国防網)への不正アクセスについてまとめてみた

| 02:38 |  韓国軍サイバー司令部(国防網)への不正アクセスについてまとめてみたを含むブックマーク

2016年9月に韓国軍サイバー司令部が不正アクセスを受けたとして韓国紙が報じています。ここでは報道記事を中心に関連情報をまとめます。

インシデントタイムライン

日時出来事
2014年2月軍事関連システムを統合しDIDCが創設。
8月4日インターネットと接続するPCがマルウェア感染
国防網へ不正アクセス。国防網で運用されるワクチン中継サーバーマルウェア感染
9月23日ワクチン中継サーバーを通じて大量にマルウェアが流布される。
9月25日0時サイバー司令部がワクチン中継サーバーネットワークから分離。
9月30日国会国防委員会所属議員議員室が国軍サイバー司令部からの資料を受領。
10月1日韓国メディアがサイバー司令部で不正アクセスが確認されたと報道
同日国防部がサイバー司令部がマルウェア流入し経路等を調査中、軍のインターネット網は通常動作中と説明
12月5日続報として国防網内端末もマルウェア感染が確認され、軍の機密情報が漏れた恐れがあると報道
12月6日韓国政府報道官が国防網に接続されたPCからマルウェアが確認されたと発表。

被害の状況

マルウェア感染が確認されたPCは次の通り。

インターネット接続のPC2,500台
イントラネット接続のPC700台
  • 一部の端末には機密情報が保存されておりこれが漏えいした可能性があると調査中。(1か月ほどかかる見込み)
初報(10月1日以降の報道)
  • 機密情報の漏えいなど具体的な被害については調査中であり、明らかにできないと韓国軍関係者は取材に対し回答。
  • 国防網とは物理的に分離されているが、何らかの方法でデータが交わされることがあるため、国防網が不正アクセス等受けた可能性は完全には排除できないとサイバー司令部関係者がコメントしている。
第二報(12月5日以降の報道)

国防網への不正アクセスの流れ

報道情報をまとめたところ次の流れで不正アクセスが行われた。

f:id:Kango:20161208023509p:image

不正アクセスを受けたワクチン中継サーバーとは
韓国軍ネットワーク構成

発端

原因

韓国国防部の対応

韓国内では北朝鮮によるものとの見方がある

次の情報からタスクフォースでは不正アクセス主体北朝鮮によるものとの見方が強まっていると報じられている。

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