【ソウル聯合ニュース】韓日中首脳会談の日本での年内開催が見送られる見通しになった。
外交消息筋は7日、「議長国の日本が韓中に打診していた今月19~20日の会談開催のためには今週中に外交当局者による準備会議が開かれなければならないが、まだ中国側からの回答がないと承知している」と述べ、年内開催が時間的に厳しい状況だと説明した。
日本政府も年内開催は厳しいとみているようだ。
今月は15~16日に日ロ首脳会談、26~27日に安倍晋三首相の米真珠湾訪問が予定されており、19、20日以外の日程での韓日中首脳会談開催は難しい状況だ。
同会談の日程について、韓国は先月、日本からの打診に対し出席の意向を伝えたが、中国は回答していない。中国が沈黙しているのは、冷え込んだ日本、韓国との関係だけでなく、韓国で朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾に向けた動きが進められている状況も勘案しているためとの見方が出ている。
韓日中首脳会談は1999年に初めて開かれた。2008年からは3カ国の持ち回りで行われたが、日中関係の悪化に伴い13年と14年は見送られた。昨年、約3年半ぶりにソウルで開催され、今年は日本が議長国を務める順だった。