ハウスダストアレルギーという言葉を知っていても、その症状について知っている方は少ないでしょう。そこでハウスダストアレルギーの症状や原因を説明しながら、ハウスダストアレルギーを発症しない対策法を紹介しましょう。
注意すべきハウスダストとは?
ハウスダストはよく聞く言葉ですが、その詳しい意味を知っている方は少ないでしょう。このハウスダストは、簡単に言ってしまえば、家のほこりに含まれているダニの死骸や排泄物などです。このような物を鼻や口から吸って、体内へ入っていくと発症するものがハウスダストアレルギーになります。
ハウスダストアレルギーの症状
ハウスダストアレルギーを発症してしまえば、鼻水やクシャミが出たり、目がかゆくなったりします。このような症状は花粉症とよく似ているので、花粉症なのか?それともハウスダストなのか分かりづらい所があるのです。
ハウスダストになってしまえば、非常に辛いのでハウスダストにならないように気を付けなければなりません。
ハウスダストアレルギーになる原因
ハウスダストアレルギーを発症する原因はいくつかありますが、基本的に部屋を清潔にしていれば防げますが、例外もあるので、ハウスダストアレルギーを発症する原因を紹介しましょう。
ダニが生息しやすい環境
ハウスダストアレルギーを発症する原因になるダニが増えてしまえば、発症するリスクが高まります。このダニが生息しやすい環境というものがあって、気温25度・湿度75%が最も増殖しやすいと言われています。そのため、温度計や湿度計などを部屋に設置して、気温25度・湿度75%にならないように気をつけなければなりません。
ペットの毛にもダニが?
家の中に飼う動物は、猫が有名ですが、猫の抜け毛にダニが付いている場合があります。これは猫を放し飼いにしている状態が特に危険で、猫が外で散歩している間にダニが付いてしまう場合があるのです。
もちろん外に出ない猫でも家の中にいるダニが猫の毛に付いてしまい、その抜け毛にダニが付いている場合もあります。そのため「うちの猫は室内飼いだから大丈夫」と油断しないように猫を清潔にしておく必要があります。
布団には数多くのダニが!
ダニは数えきれないほど布団に生息しており、もしも布団を干すのを面倒臭がっていれば、あっという間にダニは増殖してしまいます。そうならないように布団をこまめに干してダニの繁殖を防がなければなりません。
水回りはダニの楽園?
キッチンやお風呂場などの水回りは、湿気がたまりやすいので、ダニの楽園と言っても良いでしょう。そのため、こまめにキッチンやお風呂場などを掃除したり換気したりしなければ、ダニが増殖してハウスダストアレルギーを発症しやすくなるでしょう。
ほこりが多いと危険
家の中にあるほこりには、数多くのダニの死骸や排泄物などが含まれています。そのため、こまめに掃除機をかけて家の中のほこりをなくさなければ、ハウスダストアレルギーを発症しやすくなるので、気をつけなくてはいけません。
ハウスダストアレルギーを防ぐ対策
家の中にほこりやダニが増えていくとハウスダストアレルギーが発症しやすいのが分かってもらえた所で、次にほこりやダニを少なくする方法を紹介しましょう。
エアコンの除湿機能を利用
部屋の気温を50度以上にすれば、ダニは死滅し始めると言われていますが、それを実現するのは非現実的でしょう。そうなってくると現実的な解決法はエコアンの除湿機能を利用するのが有効です。
エアコンの「冷房」は気温を下げる事を優先した機能で「除湿」は部屋の湿度を下げる事を優先した機能になります。そのため、ハウスダストが気になる方は湿度が高くなる梅雨や夏の季節は時々エアコンの除湿機能を利用しましょう。
ペットを清潔に!
ペットの抜け毛にダニの死骸や排泄物などが付いている場合があるので、それを防ぐには、ペットを清潔にしておく必要があります。特に猫の毛には、ダニの死骸や排泄物がつきやすくなるので、こまめにブラッシングする必要があります。そしてシャンプーなどをして清潔にしておきましょう。
布団についているダニを駆除
布団をこまめに干す事がダニを駆除するには重要ですが、注意すべき事があります。それは布団を干した時にやってしまいがちですが布団タタキでバンバンと叩く事は厳禁です!なぜなら、布団をたたくとダニの死骸や排泄物が舞ってしまいハウスダストアレルギーを発症してしまう危険性があります。
どうしても布団を叩きたい場合はマスクをつけて行うか、もしくは部屋にいれてから掃除機でダニの死骸や排泄物を吸い上げる方法が有効です。
水回りで注意すべき場所
キッチンやお風呂場を掃除した上で、湿気がたまらないようにすればダニは増殖しづらくなります。そのためには、湿気材を置いたり、晴れた日には換気をする事が重要になるでしょう。しかし、それだけでは不十分で、シンク下を大掃除する事が必要です。
私の部屋のシンク下には本や食器などを置いていたのですが、その本や食器の下にカビが少し発生していたのです。以前から強烈な匂いがすななと思っていたのですが、思っていた以上にシンク下は湿気がたまりやすいので、シンク下にはあまり物を置かないほうが良いでしょう。もしも物を置きたい場合は、たまに物などを全て移動させてから、シンク下を掃除するようにしましょう。
ほこりが舞わないように掃除
部屋にあるほこりに、ダニの死骸や排泄物があるので掃除機をかけるのが有効です。しかし掃除機をかけて、ほこりが舞ってしまうとハウスダストアレルギーを発症しやすくなります。それを防ぐには、まず床拭き(水拭き)をしてから、掃除機をかけてください。そうすれば、ほこりが舞う事をある程度は防げます。
ハウスダストアレルギーの原因と対策のまとめ
ハウスダストアレルギーを発症してしまう原因や対策について、紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?赤ちゃんや子供は、大人よりもハウスダストアレルギーを発症しやすくなるので、まだ子供が小さい場合は部屋を清潔にしておく必要があります。
ただし、人それぞれ許容範囲というものがあるので、部屋を不潔にしたら全ての方がハウスダストアレルギーになるという訳ではありません。しかし、念のために部屋を清潔にしてダニの繁殖を防いで、ほこりを舞わないように取り除くようにしましょう。