古代の漢字、検索システム 立命大運用「成り立ち理解を」
立命館大は7日、漢字学者の白川静さん(1910~2006年)が研究した古代文字を検索できるシステム「白川フォント」の運用を開始した。甲骨文字など3500~2千年前に用いられた4391字を網羅。古代文字の検索システムとしては国内最大という。
立命大名誉教授だった白川さんは、実証的な手法で漢字の起源や成り立ちを研究し、独自の「白川漢字学」を打ち立てた。没後10年に合わせ、立命大白川静記念東洋文字文化研究所がシステムを開発した。
同研究所のウェブサイトから無料で利用できる。常用漢字や人名漢字を入力すると、「甲骨文」「金文」など最大5種類の古代文字ごとに対応が表示される。また、パソコンにインストールすると、文書を作成する時などに古代文字を使えるようになる。
教育現場での活用も見込んでいる。今後、旧字体からも検索できるようにするなど、バージョンアップを重ねるという。開発に関わった同研究所の後藤文男リサーチャーは「古代文字に身近に接して、漢字を成り立ちから理解する助けとしてもらえれば」と話している。
【 2016年12月07日 22時30分 】