Appleがバッテリーの無償交換対応を行う修理プログラムを開始しました。対象となる場合は、Appleにバッテリーの無償交換対応をしてもらうことができます。
上記のAppleの公式サイトによると、
ごく一部の iPhone 6s が突然シャットダウンする (電源がオフになる) 場合があることが判明しました。これは安全性に関わる問題ではありません。この問題の影響が確認されているのは、2015 年 9 月から 10 月までの間に製造され、シリアル番号が特定の範囲内にある iPhone 6s のみです。
として安全性に問題はないとしています。これは、先月19日に発表したiPhone6sが突然シャットダウンしてしまう不具合に対しての措置としてとられたものですが、iPhone6sが突然シャットダウンしてしまう原因はなんだったのでしょうか。
原因は製造過程にあった。
iPhone6sで発生しているシャットダウン問題の調査を実施した結果を、Apple(中国)の公式サイトが公表しています。
その内容によるとiPhone6sに搭載するバッテリーを製造する過程で、長い時間空気と接触していたことが判明。この空気に長時間触れていたことが原因で、バッテリーの劣化が通常のバッテリーよりも早く始まったと言うのです。
Appleはこれと同時に、「極寒の環境などでiPhoneを利用した場合に、電子部品を保護するためにシャットダウンする機能を持っている」と合わせて発表しました。(『我们也希望顾客了解到,iPhone 在设计时有意允许设备在一定条件下自动关机,如极度寒冷的气温。』引用元:Apple(中国))
これでめでたく原因も判明しましたし、Appleが公式に修理プログラムで無償交換も行っているため、問題は収束していると思われたのですが…。
サポート対象機種が拡大する恐れ。
修理プログラムの対象となるかをチェックするシリアル検索サイトで、該当しなかったiPhone6sでも突然シャットダウンする現象が発生しているという報告を受けたAppleは、特殊な使用条件下ではシャットダウン現象が発生することを説明しています。
しかし、報告にあったiPhone6sは、それに該当しないらしく詳しい調査が必要になったとして、情報収集するとも公表しました。
12月6日に公開されたApple(中国)サイトの情報によると、突然発生したシャットダウン問題の詳細を調査するため、必要な情報収集機能を搭載したiOSを来週にもリリースすると記載されています。新しくリリースされるiOSでは、電池の性能やシャットダウン操作のアルゴリズムなどを収集するそうです。
これにより突然のシャットダウン問題が改善された場合、さらにiOSをリリースして不具合を修正していく予定とのことです。
すでに修理してしまったら?修理に出す際の注意事項は?
iPhone6sの修理プログラムが公表される前にシャットダウン問題を有償にて修理された方は、Appleへ問い合わせるようにと公式サイトの注意事項に記載されています。
また、修理プログラムを受ける際は、iPhone6sに他の破損がないかをチェックしてください。特にバッテリー交換作業を妨げるような画面のひび割れがある場合は、そちらが先に修理対象となってしまいます。あとは各自交換前にバックアップを忘れないようにしましょう。
自分のiPhone6sがサポート対象機種か確認を。
まだまだ決着がつきそうにないiPhone6sの突然のシャットダウン問題。現役でiPhone6sを使っている方は、下記のApple公式サイトにアクセスしてみてください。
あなたのiPhone6sが「iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム」の適用対象であるかどうか調べることができます。iPhone 6sのシリアルを入力する必要があるので「設定」>「一般」>「情報」の順番にタップしていき、自分のiPhone6sのシリアルナンバーを確認、入力してください。
対象であった場合は、その iPhone 6s のバッテリーを無償で交換してもらうことができます。
この問題はこれから対象機種が増える可能性が出てくるなどの広がりを見せていますが、早く収束することを願っています。
以上「iPhone6sで突然のシャットダウン現象、何が原因?自分のiPhoneが無償バッテリー交換対象機種か調べられるサイトをAppleが公開。」でした。
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