ノーベル賞 授賞式へ 大隅さんが現地で初会見
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ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれた、東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが、授賞式が行われるスウェーデンのストックホルムで初めての記者会見に臨み、「ストックホルムは美しく、歴史のある街でこれからの行事を楽しみたい」と今の心境を語りました。
6日、授賞式が行われるストックホルムに到着した大隅さんは、日本時間の7日午後8時から、ノーベル財団主催の記者会見に臨みました。
大隅さんは、会見で今の心境を尋ねられると「ストックホルムは美しく、歴史のある街だ。これからの行事は初めての事ですべてを楽しみたい」と話していました。
また受賞理由となった細胞のリサイクル機能「オートファジー」について、「最初に実験を始めたときは、こんなに大きな分野になるとは思わなかった。まだ30%くらいしか解明されていないので、今後も研究を続けていきたい」と今後の研究への意欲を語りました。
そして若い人へのメッセージを求められると「若い世代は結果をすごく早く求められる状況が強くなっている。好きなことがやれる科学の世界になって欲しいというのが私の思いです」と話したうえで「子どもの頃には素朴でよい疑問を抱いているのに大人になるにつれてそうした気持ちが失われてしまう。素朴な疑問を大切にしてほしい」と話していました。
ノーベル賞の授賞式は、日本時間の11日未明、ストックホルム中心部のコンサートホールで行われます。
大隅さんは、会見で今の心境を尋ねられると「ストックホルムは美しく、歴史のある街だ。これからの行事は初めての事ですべてを楽しみたい」と話していました。
また受賞理由となった細胞のリサイクル機能「オートファジー」について、「最初に実験を始めたときは、こんなに大きな分野になるとは思わなかった。まだ30%くらいしか解明されていないので、今後も研究を続けていきたい」と今後の研究への意欲を語りました。
そして若い人へのメッセージを求められると「若い世代は結果をすごく早く求められる状況が強くなっている。好きなことがやれる科学の世界になって欲しいというのが私の思いです」と話したうえで「子どもの頃には素朴でよい疑問を抱いているのに大人になるにつれてそうした気持ちが失われてしまう。素朴な疑問を大切にしてほしい」と話していました。
ノーベル賞の授賞式は、日本時間の11日未明、ストックホルム中心部のコンサートホールで行われます。