ガソリン小売価格 4週ぶりに値上がり

ガソリン小売価格 4週ぶりに値上がり
今週のレギュラーガソリンの1リットル当たりの小売価格は、先月、OPEC=石油輸出国機構の総会を控えて減産で合意することへの期待感から原油価格が上昇した影響で、4週ぶりに値上がりしました。
資源エネルギー庁から調査を委託されている石油情報センターによりますと、5日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格は、全国平均で126円となり、前の週に比べて0.4円値上がりしました。
レギュラーガソリンの値上がりは4週ぶりです。

これは、OPEC=石油輸出国機構の総会を控えた先月下旬に、産油国が減産で合意することへの期待感が広がり、原油価格が上昇したことが要因です。OPECの総会では、実際に産油国が8年ぶりの減産で最終合意し、原油価格は今月、さらに上昇しましたが、ガソリンの小売価格の統計に反映されるのは来週以降になります。

一方、灯油も、暖房用の需要を受けて18リットル1228円と、前の週に比べて30円上昇し、8週連続の値上がりとなりました。
石油情報センターは、「OPECの減産合意による原油価格の上昇を受けて、ガソリンや灯油は、来週以降も当面値上がりが続くとみられる」としています。