ども、aileと申します!
今回のご紹介する漫画は[1巻完結]となっているためとても気軽に読めました。
1巻の中に”起承転結”を考えて構成するってなかなか難しそう…
では、早速紹介していきましょう!
本の紹介
タイトル「終末のラフター」
著者「田辺 イエロウ」
2003年「結界師」を「週刊少年サンデー」にて連載したのが代表作。
2012年〜2013年まで「終末のラフター」を短期集中として連載しました。
他の作品としては
「BIRDMEN」
「LOST PRINCESS」
「森の中」
などがあります!
感想
なかなか設定として深いものがありました。
主人公は“悪魔喰い”として街に来て、名前は本作中では出て来ません。
主人公の妹・ハルと共に行動して来ます。
ストーリーは話が進んで人物の過去と心情を知るたびに悲しくなりました…。
(ここから少しネタバレです)
昔、白い悪魔が街を覆い尽くし、街を喰べるような勢いで破壊。
その後、教団の力で撃退したがその際に紋章が世界各地に散り、
紋章が入った人は「人の形をした悪魔」として扱われてます。
登場人物たちにはその紋章が記されていて、
“悪魔”と聞けば大体が悪いイメージを思い浮かべるかと。
しかし、その悪魔が実際に存在し、何も危害は加えないのに生活しているとしたら周りはどう対応するでしょうか?
周りは”普通の人”と同じように話せるでしょうか。
人は恐怖心によって自己防衛しようと、その人の中身を知ろうとせず攻撃に走ります。
それを共感する人が増えて集団心理が働くわけけです。
現代でも似ていますね。
「多数派が多いから正しい」
「みんなと一緒じゃないと不安」
そのような描写が嫌になる程あります。笑
それに、最初に街に来た悪魔も悪い人じゃないんです。
普段通り生活していたのに、紋章があったのを発見されて人扱いされなくなります。
ここだけ見ると私には“人間が悪魔”としか思えないです。
そりゃ、まぁ、過去に「白い悪魔」に街を破壊されて憎しみが無くなるわけではありませんが…
それでも、過去は過去、って人ってなかなか割り切れないんですかね。
あとは、戦闘に入る時の展開が早すぎたので驚きました。笑
「作戦考え直すか」→次のページ→「戦闘」
こんな感じで、急展開でした。
もう少し作戦考えるシーンあっても良いかな、と思ったのですが、
一巻完結なのでなかなか厳しいか…笑
終わり方としてはスッキリしていて、後味よかったです!
続きが凄い気になる…
まとめ
ちょっと堅苦しい紹介になってしまいました。笑
話自体が考えさせられる内容だったので、なかなか簡潔にまとめられなかった気が…
けど、重たい設定気味に書いてしまいましたが、全部がそういうわけではないですよ!
見ていて和む部分もありましたので、重たい話とバランスが取れてちょうど良かったです。
1巻完結なので気軽に読んでみて下さい!
さて、今回はこの辺で。
ではでは。