12月07日 12時31分
名古屋市の東山動物園は、6日、飼育していたコクチョウ1羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出たことから、7日朝、急きょ園内の消毒を実施するとともに来園者の靴を消毒する対応をとっています。
名古屋市千種区にある東山動物園では、6日、飼育していたオスのコクチョウ1羽の簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザの陽性反応が出ました。
このため、動物園は7日午前6時すぎから、職員約30人が急きょ消毒作業を行い、コクチョウを飼育していた池のまわりの植え込みや通路に消毒液や石灰などをまきました。
その上で、動物園は7日は午前9時に通常通り開園しましたが、入り口には来園者の靴底を消毒するマットを設置したほか、鳥に近づくことができる施設や池、計3か所を立ち入り禁止にする対応をとっています。
娘と来園した名古屋市の30代の女性は「小さい子どももいるので、できる対応を早めにとってもらいたいです」と話していました。
鳥インフルエンザは観察などで人にうつることはないとされ、愛知県は過度な心配しないようにと呼びかけていますが、野鳥の死骸や排せつ物には触れないようにとしています。
県は動物園周辺の養鶏場や池なども念のため調査を予定しています。
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