12月07日 09時54分
名古屋市の東山動物園で、6日、飼育しているコクチョウ1羽が弱っているのが見つかり、簡易検査で、鳥インフルエンザの陽性反応が出ました。その後、コクチョウは死に、動物園は鳥取大学に鳥から採取した検体を送って、さらに詳しく調べることにしています。
これは、6日夜遅く、東山動物園の関係者が記者会見して明らかにしました。
それによりますと、東山動物園は国内で鳥インフルエンザの感染が相次いで確認された11月下旬から、園内の池で放し飼いにしていた鳥を隔離していましたが、このうち、コクチョウのオス1羽が、6日、弱っているのが見つかり、簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザの陽性反応が出ました。
コクチョウは約2時間半後に死に、動物園は鳥から採取した検体を鳥取大学に送り、さらに詳しくウイルスの遺伝子を調べることにしています。
動物園では、ほかにも11月29日から12月4日までに、コクチョウのメス2羽が相次いで死んでいて、簡易検査では、いずれも陰性でしたが、これらの鳥の検体も鳥取大学に送り、詳しく調べることにしています。
結果がわかるまでには1週間ほどかかるということです。
東山動物園は、7日朝からコクチョウを飼育していた池を消毒するほか、鳥と触れ合う施設を閉鎖したり、来園者の靴の消毒を行ったりして通常通り開園することにしています。
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