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建設会社5件60億円分落札か

12月06日 10時09分

建設会社5件60億円分落札か

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国道事務所の副所長が三重県のトンネル工事の入札をめぐって、建設会社の元社員から100万円分の商品券を受け取ったとして逮捕された事件でこの建設会社が3年間に計5件、約60億円分の工事を落札していたことがわかり、警察は副所長がほかの工事情報も漏らしていなかったか調べています。
国土交通省の北勢国道事務所の副所長、深谷亘容疑者(56)は、4年前、紀勢自動車道のトンネル工事の入札をめぐって、落札できる価格などを建設会社、奥村組の元社員、星野直則容疑者(67)に漏らし、100万円分の商品券を受け取ったとして加重収賄などの疑いで逮捕されました。
警察によりますと、深谷副所長は当時、中部地方整備局の課長補佐として工事の予定価格などを知りうる立場で、在職した3年間に奥村組は中部地方整備局発注の工事、計5件、約60億円分を落札していたということです。
奥村組によりますと、今回の事件の工事は星野元社員が責任者でしたが、ほかの4件にも関わっていたかどうかは確認できていないということです。
2人は8年ほど前に知り合ったということで、警察は深谷副所長がほかの工事の入札情報も漏らしていなかったか詳しく調べています。
中部地方整備局は5日付けで深谷副所長を別の部署に異動させました。

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