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“伝統のすな”観光客に提供へ
12月06日 10時09分
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岐阜県高山市の山あいの家庭に伝わる塩を使わない漬けもの「すな」を多くの人に味わってもらおうと、地元の宿泊施設が観光客に提供することになり、漬け込み作業が行われています。
「すな」は刻んだ赤カブの実や茎を湯通ししたあと、塩は使わず、ヤマブドウと一緒に漬け込むのが特徴で、塩漬けとは違った独特の酸味がします。
長野県との県境にある高山市高根町では冬の保存食として家庭に伝わり、長野県側では「すんき」とも呼ばれています。
この味を多くの人に知ってもらおうと、地元の宿泊施設では12月中旬から観光客への提供を始めることになり、これを前に11月中旬から、地元の主婦などが「すな」を漬け込む作業を行っています。
「すな」は漬け込んでから2週間あまりでできあがるということで、食事の際にそのまま提供されるほか、みそ汁の具にも使われることになっています。
宿泊施設の支配人の上堤英範さんは「地域に伝わる独特の味を多くの人に味わってもらいたい」と話していました。
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