12月05日 19時23分
名古屋城天守閣の木造での復元をめぐって名古屋市は、完成時期が2年先送りになっても業者が当初想定していた通り約500億円の事業費の中で建設が可能だと改めて説明しました。
名古屋城天守閣の木造での復元に向けて、基本設計の費用などを盛り込んだ補正予算案は、5日も市議会の委員会で審議が行われ、完成時期を2年先送りして2022年とする河村市長の案について意見が交わされました。
この中で、東京オリンピックに向けて建設資材が高騰していることから天守閣の費用も増加するのではないかという点について議論が行われ、市側は、業者の見積もりとして当初想定していた通り、約500億円で建設が可能と説明しました。
これに対し、議員からは、「どう費用を抑えられるか具体的な中身を示して欲しい」などの意見が出され市側は再度、業者に確認するとしました。
市議会の委員会は6日委員会として意思決定をする見通しです。
一方で、市議会最大会派の自民党は、5日昼に総会を開いて名古屋城天守閣の関連の予算案に対する党内の取り扱いを協議しました。
この中で、今の定例議会では決めずに継続審議とするべきだという意見が出されましたが委員会での審議の行方を見てから改めて協議を行うことになりました。
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