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【プロ野球】

ロッテ・中村が中学生に努力の大切さ説く

2016年12月7日 紙面から

「夢先生」として教壇に立ったロッテ・中村=千葉県市川市立第一中学校で(小林良二撮影)

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 ロッテの中村奨吾内野手(24)は6日、日本サッカー協会が展開する「こころのプロジェクト」で、千葉県市川市立第一中学校を訪問した。「夢先生」として中学2年の教室で「壁にぶつかることで経験できる。逃げていては壁の壊し方も分からない」と力説。自身の体験談を踏まえ、努力を続ける大切さを伝えた。

 奈良・天理高2年の春、チームはセンバツに出場したが、中村はメンバーを外れた。その悔しさから初めて自主練習に取り組んだことを回顧。3年夏の甲子園では1回戦で山田(現ヤクルト)を擁する大阪・履正社高に敗れ「山田を見て高校からプロは厳しい」と早大で修業する道を選んだ。早大では4年時に人生初のキャプテンになり打撃成績がガタ落ち。そんな時、復調の「きっかけになるかも」とごみ拾いをしたエピソードを披露した。

 2年目の今季は108試合で打率2割1厘に終わった。来季からは有藤、今江らが付けた「ミスターロッテ」の背番号8を継承する。次代の球団の顔として期待される男は「壁を壊さないといけない。結果を出したい」と飛躍を誓った。(小林良二)

 

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