台湾の電機メーカーASUSの「ZenFone」は格安スマホの中で、高い人気を誇るモデルです。今年発売された「ZenFone 3」も高い支持を得ています。
2016年12月9日に「ZenFone3 Ultra (ZU680KL)」という新しいモデルが日本で発売されることとなりました。「ZenFone3 Ultra」は6.8型の大型ディスプレイが特徴です。
「ZenFone3 Ultra」のようにディスプレイのサイズが5.5インチ以上で7インチ以下のスマホは、「ファブレット」と呼ばれています。
ファブレットとは、電話(Phone)とタブレット(Tablet)の両方の特性を持っているスマホのことです。
ファブレットという言葉が作られてから、およそ4年経ちます。定義からすると人気のiPhone6 Plus、iPhone6s Plus、iPhone7 Plusも「ファブレット」に分類されますが、「ファブレット」の認知は未だに低いです。
高機能な「ZenFone3 Ultra」は、ファブレット新時代の開拓者となれるのか。そんな注目の「ZenFone3 Ultra」について詳しく紹介をしていきます。
ZenFone 3 Ultraのスペックと価格
ZenFone 3 Ultraのスペックは以下の通りです。
- 発売元:ASUS JAPAN株式会社
- 液晶サイズ:6.8型
- OS::Android 6.0.1
- カメラ画素数:メイン2,300万画素、サブ800万画素
- バッテリー容量:4,600mAh
- CPU:オクタコア「Snapdragon 652」
- メモリー:4GB
- 内部ストレージ:32GB
- 本体サイズ:横 93.9mm / 高さ186.4mm / 厚さ6.8mm
- 重量:233g
- ボディカラー:シルバー、ローズピンク、グレー
- microSD:対応
- 指紋認証:対応
価格は59,800円(税別)となっています。
ZenFone 3 Ultraの驚きの特徴6つ
スペック表を見ただけでお気づきの人もいるかもしれませんが、ZenFone 3 Ultraはとても特徴的なスマホです。具体的には以下の特徴があります。
- タブレット並みの6.8型インチディスプレイ
- 240ステップを経た美しいボディ
- 2枚のSIMが使えるデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
- 00.3フォーカス、4K撮影可能のカメラ
- ハイレゾなど優れた音響性能
- 急速充電「Quick Charge 3.0」対応
①タブレット並みの6.8型インチディスプレイ
ZenFone 3 Ultraの最大の特徴はなんといってもサイズです。モニターサイズは6.8インチと非常に大きいです。7インチのタブレットがあることを考えるとほぼタブレット並みです。
「iPhone7 Plusより大きいの?」と思う人もいるでしょう。iPhone6s Plusのモニターサイズは、5.5インチなので、一回り以上大きいです。
ASCIIさんがZenFone 3 UltraとiPhone6s・iPhone6s Plusの大きさを比較されています。詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
デカすぎぃ! ASUSの6.8型スマホ「ZenFone 3 Ultra」を開封!
②240ステップを経た美しいボディ
ZenFone 3 Ultraのボディは240ステップもの工程を経て作られています。航空機にも使われる特殊な合金をダイヤモンドの加工技術を駆使して、0.18mmという精度で削り出しています。そのため、高級感溢れる美しいボディになっています。
③2枚のSIMが使えるデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
ZenFone 3 Ultraは2枚のSIMが使える「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」が搭載されています。なので、仕事用のスマホとプライベートのスマホを1台にまとめることができます。
異なるキャリアのSIMも使えるので、通話は「かけ放題」の大手キャリアのSIM、データ通信は料金の安い格安SIMという使い方をすることができます。ただし、SIMを2枚挿した場合は、SDカードを挿れることができなくなります。
④00.3フォーカス、4K撮影可能のカメラ
ZenFone 3 Ultraのカメラは非常に高性能です。2300万画素にという高画素数。さらに、レーザーオートフォーカスなど3種類のオートフォーカスを組み合わせた「TriTech(トライテック)オートフォーカス」によりわずか0.03秒でピントをしっかりと合わせてくれます。さらに、4Kの動画が撮影可能です。
⑤ハイレゾなど優れた音響性能
ZenFone 3 Ultraはハイレゾに対応しているため、音楽を高音質で楽しむことができます。また、「ZenEar」というイヤホンが付属しています。さらに、5マグネットスピーカーを搭載しているので、スマホ単体でも質の高い音質を実現しています。
⑥急速充電「Quick Charge 3.0」
ZenFone 3 Ultraでは、急速充電に対応しているため、短い時間で充電をすることができます。充電をし忘れたと朝気付いても、約45分で60%以上の充電をすることができます。
なお、ZenFone 3 Ultraから他のモバイル端末を充電することもできます。
ファブレットは今後の主流になるか?
この高機能なZenFone 3 Ultraは2016年12月9日発売です。なお、2016年12月16日にはUQ mobileでも取り扱いが開始されます。
公式サイトが非常に美しいので、見たら欲しくなってしまうと思いますよ。
ASUS公式ページ
http://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone-3-Ultra-ZU680KL/
UQ mobile公式ページ
http://www.uqwimax.jp/products/mobile/sp/zenfone3_ultra/
スマホの画面はどんどん大きくなっています。iPhoneもiPhone6s PlusやiPhone7 Plusなど5.5インチの大型機種が発売されています。スマホとタブレットの両方の特性を兼ね備えたファブレットは今後の主流になるのでしょうか?
最新のファブレットである「ZenFone3 Ultra」がモバイル市場にどんな影響を与えるのか注目です。
※編集後記
今回の記事を作成するに当たり、ASUSの公式ページの画像を記事に使わせていただいても良いかをASUS JAPAN株式会社にお問い合わせをしました。すると「加工をしなければ、お使いいただいて大丈夫ですよ」と回答していただきました。またその他、製品に関する細い疑問にもお答えいただけて、素晴らしい対応でした。