韓国観光公社によると、今年1-11月に韓国を訪れた外国人観光客は前年同期比31%増の1590万人で、12月初めに1600万人の大台を超えた。これまでの最高は2014年(1420万人)だったので、過去最高を更新したことになる。終末高高度防衛ミサイル(THAAD)問題や崔順実(チェ・スンシル)事件が観光客の出足に影響するとの見方もあったが、11月の外国人観光客は前年同月比で14%伸びた。
観光公社の担当者は「年初には今年の外国人観光客誘致目標を1650万人に設定したが、12月中旬にも無事に達成できるとみている」と話した。
中国人観光客は1-11月に前年同期比37%増の754万人を数えた。2位市場の日本人観光客も回復が目立ち、25%の伸びを示した。その他アジア圏からの観光客の伸びも目立ち、特に台湾(64%増)、インドネシア(53%増)、ベトナム(53%増)が伸び率上位だった。観光公社は「アジア圏で地域別に観光客の誘致マーケティングに力を入れていく」と説明した。