日本人オタク夫とかわいい中国人嫁のおかしな日常をつづる4コママンガ「中国嫁日記」(エンターブレイン/既刊5巻)の作者、井上純一さん(ジンサン)と奥さんの月(ゆえ)さんの間にめでたく第1子が生まれ、月さんとのアツアツっぷりを(そして井上さんの経営する会社の危機や自らの不妊治療も)描いてきた同作も、ついに「育児マンガ」の領域に!
愛読者としては何とも感慨深いものがありますが、そのバオバオ(赤ちゃんの愛称)ちゃん誕生から20日後の11月26日、井上さんによるトークイベント「中国から逃げてきました!? 出産おめでトーク!」があり、取材してきました。フィギュアを製造する事業の都合で始めた中国暮らしを5年で切り上げ秋に帰国する、と3月のブログで発表。更に妊娠公表、そして日本に帰国しほどなく出産と、めでたくも慌ただしいジンサンと月さんが「逃げてきた」とはなにごとか? 育児マンガを描くマンガ家の揺れる思いにも触れた井上さんの熱いトークをお楽しみ下さい。聞き手は、主催のLivewireの井田英登さん。
まずは「赤ちゃんかわいい?」という、パパになった人には誰もが聞く質問から。
「まだ人間もどきというか、人…
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1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入社。文化くらし報道部でアニメやマンガを担当。ツイッターでもつぶやいています。単行本「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」(日本評論社)発売中。
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