「毒の無い」フグの肝 食用の提案認められず
佐賀県の事業者が特殊な方法で養殖し、毒が無いことを検査で確認できた「フグの肝」を食用として提供するという事業の提案について、国の食品安全委員会の専門調査会は、7日の会合で、「安全性を確保する十分な検査方法か判断できない」などとする報告書の案を了承し、提案は認められませんでした。
佐賀県と唐津市の事業者は、ことし2月特殊な方法でフグを養殖し、肝に毒が無いことを1匹ずつ検査で確認できた場合、法律で禁止されている「フグの肝」を食用として提供することを認めるよう厚生労働省に申請していました。
これについて食品安全委員会の専門調査会は、フグの肝臓に毒がたまる仕組みが十分に解明されていないことや、安全性を確保するのに十分な検査方法なのか、提出された資料だけでは判断できないと結論づけました。そのうえで、「現時点では、食品としての安全性が確保されると確認することはできない」などとする報告書案を了承し、提案は認められませんでした。
食品安全委員会では、今後国民の意見を聞いたうえで、正式に報告書をまとめ、厚生労働省に答申することにしています。
「フグの肝」を食用にしようという、佐賀県などの提案は、12年前と6年前にも、国に出されましたが、いずれも「安全性が確認されていない」などとして認められていません。
これについて食品安全委員会の専門調査会は、フグの肝臓に毒がたまる仕組みが十分に解明されていないことや、安全性を確保するのに十分な検査方法なのか、提出された資料だけでは判断できないと結論づけました。そのうえで、「現時点では、食品としての安全性が確保されると確認することはできない」などとする報告書案を了承し、提案は認められませんでした。
食品安全委員会では、今後国民の意見を聞いたうえで、正式に報告書をまとめ、厚生労働省に答申することにしています。
「フグの肝」を食用にしようという、佐賀県などの提案は、12年前と6年前にも、国に出されましたが、いずれも「安全性が確認されていない」などとして認められていません。