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半田 海軍航空隊基地の学習会

12月04日 19時07分

半田 海軍航空隊基地の学習会

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太平洋戦争中、現在の愛知県美浜町に作られた海軍航空隊の基地に関する学習会が愛知県半田市で開かれました。
この学習会、「戦争と平和を考えるつどい」は、地域と戦争の関わりについて調べている半田市の市民団体が12月8日で太平洋戦争の開戦から75年になるのを前に開き、120人余りが参加しました。
4日は、戦時中、現在の美浜町に作られた「河和海軍航空隊」の基地がテーマとなり、▼戦闘機の整備と操縦の教育を行うため、多くの学徒兵が集められていたことや、▼約180ヘクタールの住民たちの土地が国に収用され、家だけでなく、寺や墓地なども自力で移転せざるを得なかったことが説明されました。
また、昭和20年2月に「神風特攻隊」が組織され、多くの若い兵隊が特攻の訓練を受けていたことなども報告されました。
参加した81歳の女性は「戦時中は辛い体験ばかりで、二度と戦争を繰り返してはならないと思います」と話していました。
市民団体の代表の佐藤明夫さんは「戦争が市民の生活に近づいてきた実態を、航空隊の基地を通して考えてほしい」と話していました。

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