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天守閣木造復元先送りで費用は

12月03日 10時29分

天守閣木造復元先送りで費用は

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名古屋城天守閣の木造での復元に向けた関連予算案の審議が行われ、名古屋市は完成時期の先送りに伴って膨らむ可能性があるとされる建設費用について、今後の物価の変動によるため、具体的な金額の算定は難しいと説明しました。
名古屋城天守閣の木造での復元に向けて、基本設計の費用などを盛り込んだ補正予算案は6月の定例議会から継続審議になっていて、11月30日、審議が再開されました。
2日も市議会の委員会で審議が行われ、完成時期を当初の想定から2年間先送りして2022年とする工程案をめぐって議論が交わされました。
名古屋市側は、建設にかかる費用について、東京オリンピックに向けた建設需要で人件費や資材の高騰が予想されるとする一方、当初想定していた約500億円から、どの程度膨らむのかは今後の物価の変動次第だとして、具体的に算定するのは難しいと説明しました。
これに対し、議員からは「説明が不足していて、具体的な費用が示されなければ議論のしようがない」という指摘や、「完成時期が変わり予算額も変わるなら、予算案を取り下げて、出し直すべきだ」といった意見も出されました。
委員会の審議は12月5日にも行われる見通しです。

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