12月02日 19時46分
1日、岐阜県多治見市で、盗みなどの疑いで逮捕された男が「爆発物がある」と話して白い粉の入った容器が見つかり、住民が5時間余りにわたって避難した騒ぎで、男が「インターネットを見て作った」という趣旨の供述をしていることが警察への取材で分かり、警察は白い粉の鑑定を進めています。
1日正午前、多治見市で、盗みなどの疑いで逮捕された無職の長江陽満容疑者(37)が住む住宅を警察が捜索したところ、白い粉が入った7センチ程の卵形の容器2つが見つかりました。
警察が近くの公民館に止めた車にこの容器を積んだところ、長江容疑者が「爆発のおそれのあるものがある。アセトンだ」と話したということで、警察は半径200メートル以内の住民に避難を呼びかけ、容器を回収するまでの5時間余りにわたって約120人が避難する騒ぎとなりました。
これまでの調べによりますと、2つの容器に爆発させるような装置はついていないということですが、白い粉について長江容疑者が「インターネットを見て作った」という趣旨の供述をしていることが警察への取材でわかりました。
警察は爆発物取締罰則違反の疑いで、1日夜遅く、長江容疑者の住む住宅を捜索し、詳しく事情を聴くとともに白い粉の鑑定を進め、成分などを調べています。
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