12月02日 19時03分
経済産業省は東京オリンピック・パラリンピックにあわせてAI=人工知能を搭載した次世代ロボットの技術を競わせる国際大会を2020年に愛知県と福島県で開催することになりました。
東京オリンピック・パラリンピックにあわせて開催されることになったのは次世代ロボットの技術を競う「ワールド・ロボット・サミット」で、2020年の8月から10月にかけて行われます。
20か国程度から大学や企業のチームの参加を見込んでいて、AIを搭載して家庭で家事や介護支援を行う「サービス」、正確に製品を組み立てる「ものづくり」、遠隔操作で人命救助などを行う「インフラ・災害対応」、それに、19歳までのチームが参加する「ジュニア」の4つの分野に分かれて、技術の革新性や作業結果の出来を競います。
大会の開催地には愛知県の中部空港の近くに建設予定の大規模展示場と、災害分野については福島県南相馬市の施設を選定しました。
その上で、再来年10月には東京で試験的な大会を開くことにしていて、経済産業省は詳細をさらに詰めて大会のPRを進めるとしています。
世耕経済産業大臣は「開催自治体とも連携しながらロボットが未来の世界でどのように活躍し、生活をどのように変えていくのか提示したい」と述べて、次世代ロボットの導入推進のきっかけとなることに期待を示しました。
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