12月02日 12時35分
特殊詐欺の被害を防ぐため、70歳以上の一部の利用客を対象にキャッシュカードを使ったATMからの振り込みをできなくする対策が12月から愛知県に本店があるすべての信用金庫で始まり、豊川市の信用金庫では、2日、職員や警察官が協力を呼びかけました。
この対策はキャッシュカードを使ったATMでの振り込みを3年以上していない70歳以上の利用客を対象に、カードでの振り込みをできなくするもので、1日から愛知県に本店があるすべての信用金庫で始まりました。
このうち、豊川市の豊川信用金庫の支店では、職員や警察官がチラシを配って利用客に理解や協力を呼びかけました。
ATMの操作に慣れていないお年寄りは還付金詐欺の被害にあうケースが多く、対象となる利用客がATMからカードで振り込もうとすると、画面上に「お取り扱いできません」と表示されます。
81歳の女性客は「詐欺があることをよく聞くので、この対策は良いと思います」と話していました。
豊川信用金庫では、70歳以上の利用客の95%がこの対策の対象だということで、本田弘義常務は「特殊詐欺の被害に遭わないための対策なので、ご協力をお願いしたい」と話していました。
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