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太陽光発電 県が是正計画了承

12月01日 19時03分

太陽光発電 県が是正計画了承

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愛知県瀬戸市の「海上の森」の隣接地に、名古屋市の建設会社が県の許可を得ずに太陽光発電の設備を建設した問題で、会社側が防災施設の整備など是正措置をとる計画を示したことから、県はこれを了承し、設備は大部分が存続することになりました。
この問題は、名古屋市の建設会社「フジ建設」が瀬戸市の「海上の森」の隣接地に愛知県の許可を得ずに太陽光発電の設備を建設したものです。
県は会社側に対し、法令に基づく環境保全や災害防止のための対策を求めていて、1日までに会社側から是正計画が示されました。
計画では発電設備の3割を撤去した上で、土砂崩れなどを防ぐための排水施設などを整備するとともに瀬戸市が所有する山道を復元し、約1000本の木を植えるなどして、緑地を確保するなどとしています。
県は、計画を精査した結果、法令上必要な基準を満たしているとして了承することを決め、設備は大部分が存続することになりました。
工事は年明けから来年5月まで行われる予定で、県は計画を着実に実施するよう指導していくことにしています。
これについて設備の撤去を求めていた瀬戸市の都市計画課はNHKの取材に対し「全面撤去されるわけではないので不本意な部分はあるが、山道の復元など市が申し入れた内容が盛り込まれているので、県と連携して計画通りに履行されるか注視していきたい」と話しています。

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