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天守閣木造化予算案の審議再開

12月01日 10時51分

天守閣木造化予算案の審議再開

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名古屋城天守閣の木造での復元をめぐって、継続審議となっていた関連予算案の審議が、11月30日から名古屋市議会で再開されました。市側が完成時期を当初より2年間先送りする工程案を示したのに対し、議員からは具体的な費用など詳しい計画を示すよう求める意見が相次ぎました。
名古屋城天守閣の木造での復元に向けて、基本設計の費用などを盛り込んだ補正予算案は、ことし6月の定例議会に続いて9月定例議会でも、慎重な議論を求める意見が相次ぎ継続審議になりました。
予算案の審議は11月30日から名古屋市議会の委員会で再開され、市側は、当初、想定していた完成時期を2年間先送りして2022年とすることを反映した新たな工程案を示しました。
また、先送りに伴って東京オリンピックに関連する建設需要によって資材の高騰が予想されるとして、建設にかかる費用が当初より膨らむ可能性があると説明しました。
これに対して、議員からは具体的にどの程度、費用が増えるのかなど、詳しい計画を示すよう求める意見や完成時期を2年間先送りすることが妥当かどうか疑問視する意見が相次ぎました。
名古屋市議会の11月定例議会は12月7日までの予定ですが、最大会派の自民党をはじめ、複数の会派が賛否の方針をまだ決めていないことから、予算案の成立は不透明な情勢です。

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