真珠湾攻撃75年前に オバマ大統領が半旗掲揚呼びかけ

真珠湾攻撃75年前に オバマ大統領が半旗掲揚呼びかけ
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アメリカのオバマ大統領は、旧日本軍による真珠湾攻撃から75年となるのを前に声明を出し、「自由のために戦い、敵国を同盟国に変えた」と戦没者などをたたえ、追悼のため政府機関や国民に半旗を掲げるよう呼びかけました。
オバマ大統領は旧日本軍による真珠湾攻撃から75年となる7日を前に、6日声明を出しました。この中で、オバマ大統領は、真珠湾攻撃では2400人を超えるアメリカ人が犠牲になったと指摘し慰霊したうえで、「真珠湾からノルマンディーまで世界中で勇敢な愛国者たちが自由のために戦い、敵国を同盟国に変えた」として戦没者などをたたえました。
そして、「われわれは自由と民主主義の名の下にささげられた犠牲をむだにしてはならない」と訴え、犠牲者を追悼するため政府機関や国民に半旗を掲げるよう呼びかけました。

ハワイでは7日、日本時間の8日、真珠湾攻撃から75年の式典が開かれ、攻撃を受けたアメリカの元兵士たちのほか、旧日本海軍の関係者も参加する予定です。
また、今月下旬には安倍総理大臣がハワイを訪れ、オバマ大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するとともに、日米首脳会談を行うことにしています。

トランプ氏もアメリカ兵称賛

アメリカのトランプ次期大統領は、南部ノースカロライナ州で6日行った演説で、旧日本軍による真珠湾攻撃に触れ、「7日で真珠湾攻撃から75年となる。アメリカ兵の最大の犠牲を記す出来事だ」と指摘しました。また、「圧政から多くの人々を解放したアメリカ兵の勇敢な努力を思い出させる日でもある」と述べ、太平洋戦争で戦ったアメリカ兵をたたえました。