やじうま大掃除ウィーク

剥げるように汚れが落ちる!? 水回りの救世主「激落ちくん」

 12月に入り、いよいよ大掃除シーズンの到来だ。今週の家電 Watchは「やじうま大掃除ウィーク」と題して、オススメの掃除方法を紹介していく。今年は“プロ仕様の大掃除”をテーマに、掃除のプロに大掃除のコツを聞き、実際に編集部スタッフが試してみた。

 3日目となる今回は、洗面所の大掃除方法を紹介する。

・1日目:掃除のコツ編
・2日目:窓まわり編
・3日目:洗面所編
・4日目:キッチン編
・5日目:浴室編

放っておいた水周りの汚れ

 築30年は経つ我が家のマンションの洗面所は狭い。洗面台と洗濯機とが置いてあり、すぐ隣には風呂場が配置されている。洗面台は、1日に何度も水を使い、お風呂の湿気にもさらされる。気が向いた時には、ぞうきんでササッと掃除するものの、本格的に掃除するのは1年ぶり。色々な汚れがこびりついていた。

洗面台にはいろいろな汚れがこびりついていた
時々拭いているのに鏡も汚い

 日本ハウスクリーニング協会理事の高橋さんによれば、洗面台の水垢や湯垢、手垢などの汚れは「セスキ炭酸ソーダ」で落とせるという。

セスキの【激落ちくん】 泡タイプ

 さっそく薬局で「セスキの【激落ちくん】 泡タイプ」(以下:セスキ)を買ってきた。正確には、アルカリ電解水にセスキ炭酸ソーダが配合されているというもの。水回り以外にも油汚れにも効果を発揮する。天然の「トロナ鉱石」から作った自然素材で、洗剤が入っていないのに、汚れをキレイに落とすという。果たしてどれだけの水垢を落としてくれるだろうか。

化粧品や歯ブラシを取り出して、セスキをまんべんなく吹きかけていく
泡タイプなので、鏡に貼り付いてしばらくは流れない

 今回購入したのが「泡タイプ」(価格:369円)だったため、吹きかけた泡が時間をかけてジワジワと落ちていく。他の場所を掃除しながら、10分間程度、そのままにしておいた。その後、雑巾で拭き掃除。貼り付いていた汚れが、ぺろりと剝けるように取れる箇所もあり、セスキの効果を実感した。

雑巾でごしごしと拭いていくと、貼り付いていた汚れのほとんどが取れていった
鏡面は、乾拭きで仕上げるとピッカピカに!
見違えるようにキレイになった鏡

 自然素材のセスキで、これだけキレイになればおおむね満足。手荒れにもなりづらいということだが、実際に素手で掃除した後にも肌が乾ききるということはなかった。

汚れが落ちない箇所もあったが、おおむねキレイな仕上がり

洗濯機の下は針金ハンガー+ストッキングでホコリを一掃

 洗面所の汚れの元になりがちなのが、洗濯機の周辺。特に防水パンと洗濯機の間の汚れは気になる。パッと見て汚く見える汚れは、さすがに1年中、放ったままにしておくことはない。だが、洗濯機の下にまでは目を向けづらい。

 日本ハウスクリーニング協会理事の高橋さんのアイデアでは、針金ハンガーに、使い終わったストッキングをかぶせたものを、使うと良いとのこと。

針金ハンガーとストッキングを用意
ハンバーを曲げて、ストッキングをかぶせれば完成

 我が家の洗濯機の下は、隙間のある箇所が限られていた。側面の一部からハンガーストッキングを差し込み、何度か前後に動かしてみた。その後で、ハンガーストッキングを抜き取る。

洗濯機の側面の下からハンガーストッキングを差し込む
何度か前後に振ってから抜き取る
抜き取ると、細かいホコリや髪の毛がストッキングにくっついていた

洗面所の掃除に便利だった100円均一で買ったカゴ

 最後に、買っておいて良かったものとしてカゴを挙げておく。洗面台の棚や洗濯機の周辺には、シェーバーや歯磨き粉やコンタクトレンズの容器、各種洗剤など、様々なものが置いてある。掃除中は一旦、カゴに入れておくと、掃除する場所をスッキリとでき、邪魔にならずに掃除しやすい。

 筆者の場合は、近所の100円均一ショップで購入。1つカゴを買っておけば、棚の上や机の中の掃除などにも便利だろう。

100円均一ショップで買ったカゴが予想以上に役立った

河原塚 英信