北陸新幹線 小浜・京都ルートを軸に検討へ

北陸新幹線 小浜・京都ルートを軸に検討へ
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北陸新幹線の福井県の敦賀から大阪までのルートを検討する与党の委員会は7日からルートの絞り込みに向けた詰めの議論に入ります。関係者の間では、「小浜・京都ルート」が有力という見方が多く、今後、このルートを軸に調整が進められる見通しです。
北陸新幹線の福井県の敦賀から大阪までの区間をめぐっては、福井県小浜市を通って京都駅に南下する「小浜・京都ルート」、京都府北部の舞鶴市を経由して京都駅に向かう「舞鶴ルート」、滋賀県の米原駅で東海道新幹線に合流する「米原ルート」の3つが候補になっています。

ルートを検討する与党の委員会は関係する自治体やJR西日本などへのヒアリングを5日で終え、7日からルートの絞り込みに向けた詰めの議論に入ります。

これまでの検討で委員をはじめ関係者の間では、3つのルートのうち「小浜・京都ルート」が有力という見方が広がっています。背景には、国土交通省が示した試算でこのルートの所要時間が最も短いことや、運営主体のJR西日本が支持していることなどがあり、今後の絞り込み作業では、「小浜・京都ルート」を軸に調整が進められる見通しです。

与党の検討委員会は、京都から終着駅の新大阪に至る具体的な区間も含めて来週中をめどにルートを絞り込むことを目指し、その後、上部組織のプロジェクトチームが年内にルートを選定する方針です。