ノーベル賞 専門家「大隅さんは単独受賞にふさわしい」
今週行われるノーベル賞の授賞式で、ことしの医学・生理学賞に選ばれた東京工業大学栄誉教授、大隅良典さんの業績の紹介を担当する専門家は、「大隅さんは勇気をもって未知の分野に挑み、単独受賞にふさわしい成果を挙げた」と述べ、その功績をたたえました。
ことしのノーベル賞の授賞式が10日、スウェーデンのストックホルムで行われるのを前に、医学・生理学賞の選考に当たるスウェーデンのカロリンスカ研究所の教授で、授賞式では大隅さんの業績を紹介するニルス・ラーション氏が6日、NHKのインタビューに応じました。
この中で、ラーション教授は大隅さんが「オートファジー」という仕組みを解明したことについて、「未知の分野に挑むのは科学者にとって非常に勇気がいるが、大隅さんは勇気をもって生命科学の分野で根源的な発見をした」と述べて、その功績をたたえました。
また、ノーベル賞の自然科学系の分野で、大隅さんが日本人として29年ぶりに単独受賞することについてラーション教授は「極めて慎重に選考を行っているが、謎の解明に向け画期的な突破口を開いたという意味で、単独での受賞がふさわしいと考えた」と説明しました。
そして、「大隅さんの発見を受けて関連分野の学術論文の数は飛躍的に増えている。がんのほか、パーキンソン病などの神経の病気の治療の研究に貢献するだろう」と述べ、大隅さんの発見が今後、多くの命を救うことにつながるとの見通しを示しました。
この中で、ラーション教授は大隅さんが「オートファジー」という仕組みを解明したことについて、「未知の分野に挑むのは科学者にとって非常に勇気がいるが、大隅さんは勇気をもって生命科学の分野で根源的な発見をした」と述べて、その功績をたたえました。
また、ノーベル賞の自然科学系の分野で、大隅さんが日本人として29年ぶりに単独受賞することについてラーション教授は「極めて慎重に選考を行っているが、謎の解明に向け画期的な突破口を開いたという意味で、単独での受賞がふさわしいと考えた」と説明しました。
そして、「大隅さんの発見を受けて関連分野の学術論文の数は飛躍的に増えている。がんのほか、パーキンソン病などの神経の病気の治療の研究に貢献するだろう」と述べ、大隅さんの発見が今後、多くの命を救うことにつながるとの見通しを示しました。