東山動物園のコクチョウ1羽 鳥インフルの陽性反応

名古屋市の東山動物園で6日、飼育しているコクチョウ1羽が弱っているのが見つかり、簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出ました。愛知県は周辺の養鶏場のニワトリや野鳥などに異常がないか、調査することにしています。
名古屋市の東山動物園によりますと、6日、オスのコクチョウ1羽が弱っているのが見つかり、簡易検査の結果、鳥インフルエンザの陽性反応が出ました。

このコクチョウは、もとは園内の池で放し飼いにされていましたが、先月30日に建物の中に移され、6日になって衰弱した様子を見せて検査のあと死んだということです。

東山動物園ではこのほかにも、先月29日と今月4日にメスのコクチョウ2羽が死に、簡易検査では陰性でしたが、動物園は陽性になった今回の鳥を含め、検体を鳥取大学に送って詳しく調べることにしています。

陽性反応が出たことを受けて、愛知県は動物園から半径10キロの範囲で野鳥が死んでいないか重点的に調べるほか、3キロ以内にある養鶏場でもニワトリなどの状態を確認することにしています。

また、動物園は、鳥と触れ合える施設を閉鎖するなどの対応を取ることにしています。