レブロンが腰痛でプレシーズン欠場か、キャブスのロスターが危機的状況に
2015年10月17日 16:15 発信地:クリーブランド/米国
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【10月17日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)を指揮するデビッド・ブラット(David Blatt)ヘッドコーチ(HC)は、主力のレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、残りのプレシーズンゲームを欠場する可能性を示唆した。報道によれば、ジェームズが抱える腰痛は、抗炎症薬の投与が必要なほどだという。
ジェームズは、15日に85-107で敗れたインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)戦など、プレシーズンの直近2試合を連続で欠場しており、米スポーツ専門チャンネルESPNは16日、ジェームズが抗炎症薬の注射をうったと報じている。27日にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のホームで行われるレギュラーシーズン開幕戦の前にはチームの休養日が設けられているが、昨シーズンも苦しめられた腰痛を悪化させないための予防策だという。
ブラットHCは、「レブロンは最高の状態でキャンプに入った」とすると、「シーズン開始にあたっては、細心の注意を払いたい。語り継がれるような素晴らしいキャリアの中で、彼はずっと走り続けてきた。プレシーズンでは、その負担を最小限にしたい」と述べている。
キャバリアーズは、プレシーズンゲームを2試合残しており、それが終わってからレギュラーシーズン開幕までは、約1週間の猶予がある。
ブラットHCはジェームズの出場予定について、「両方に出場させることは絶対ないし、1試合に出場するかも分からない」とコメントしている。
チームではジェームズ以外にも故障者が続出しており、カイリー・アービング(Kyrie Irving)が膝の手術明け、イマン・シャンパート(Iman Shumpert)が手首の手術明け、ケビン・ラブ(Kevin Love)が肩の手術明け、ティモフェイ・モズコフ(Timofey Mozgov)が膝の手術明けというほか、マシュー・デラベドバ(Matthew Dellavedova)が足首を負傷、J・R・スミス(J.R. Smith)がハムストリングを負傷するなど、不安なく起用できるメンバーがほとんどいない。
また、アンダーソン・ヴァレジャオ(Anderson Varejao)は昨年の手術の影響が残っており、トリスタン・トンプソン(Tristan Thompson)とは契約内容で揉めている。
チームの状況を受けたブラットHCは、「今のわれわれにとって最も大事なのは、健康第一で、ゲームの中でできることをやりつつ、開幕までの間、選手たちをリスクにさらさないことだ」と話している。(c)AFP