昨日、NBAファイナルが6戦で終わりました。
まさか自分の予想が的中するとは……(笑)
そうです。マグレです。
「4勝2敗」というのはNBAファイナルでは(に限らず、MLBのワールドシリーズやNHLのスタンレーカップ等でも)かなりの高確率なので、本当にたまたまそうなっただけです。
それに私は、プレイオフが始まった当初は「スパーズが優勝するんじゃない?」なんて予想していたし(笑)
やっぱりファイナルは熱かった
勝敗のことはさておき、ほぼ毎年のことですが今回のファイナルも全体を通して面白かったです。
最初の2戦でオーバータイムにもつれるなど、前半戦は拮抗していました。実力は共に申し分なかったと思います。お互いの持ち味も出ていたし、点差がついて終わった試合も初めから「あ~あ、だめだこりゃ」という感じではなく、ちょっとしたきっかけ(勢い)で一気についてしまったような感じでした。
なので、試合の前半だけ見て「これは勝負あったな」と思うことはなく、全て後半まで見なければならなかったです。
勝敗を分けたのはバックアップの層とコンディション
ウォーリアーズにあってキャブズになかったのは、ベンチメンバーの層の厚さと主力選手のコンディションの良さでしたね。
ウォーリアーズは誰が交代しても、代わって入った選手が違和感なくスムーズにゲームに入っていたのに対し、キャブズはスターターとベンチとの力の差がはっきりしていたので、例えばレブロン・ジェームズがベンチで休むと、明らかに脅威ではなくなった感じがしました(それが理由でほぼ休みなくレブロンが出ていたのでしょう)。
簡単に言えば「選手層」なのでしょうけど、その選手層に差が出てしまったのはコンディションの差が要因かなあと。
キャブズは、カイリー・アービングがカンファレンス・ファイナルでケガしたのが響いてファイナルでは1試合しかプレーできなかったし、それ以前にケビン・ラブとアンダーソン・ヴァレジャオがレギュラーシーズンで離脱していましたからね……。マシュー・デラベドバやティモフェイ・モズコフ、トリスタン・トンプソンが代わりに頑張っていましたけど、本来はバックアップメンバーだったわけですからね……。この差は大きかった。
しかも、キャブズはファイナル後半は7人ぐらいでゲームしていたので、体力的にも相当キツかったでしょう。ウォーリアーズが9~10人ぐらい出ていたのと比べれば、選手個々の体力的な負担も厳しかったはずです。
書いてみると、やっぱりコンディションの違いが大きかったなあと。
それだけに、両チーム万全な状態でのファイナルも見たかったなと感じます。
それと、個人的にはショーン・マリオンとケンドリック・パーキンスに出てほしかったです。マリオンはもう引退するみたいだし、パーキンスにはファイナル経験者としての違いを出してほしかったですね。まだ老け込む年齢でもないです。
負けたけどレブロンは素晴らしかった
こないだに続いてレブロン称賛になってしまいますけど(苦笑)、レブロンは良かった。
あれだけキツイ戦力の中で最初から最後まで全力でプレーしていたし、リーダーとしての佇まいも良かったし、存在感は際立っていました。負け試合でもあれだけ存在感が出せるのは、マイケル・ジョーダンとディエゴ・マラドーナぐらいでは?(探せばもっといそうだけど…(^^))シリーズを通して、さらに両チームを通して中心はレブロンだったという印象でした。
それだけに、去年までのマイアミ・ヒートもそうだったけど、チームの「レブロン依存」が大きかったなあとも思いました。来年はアービング、ラブ、ヴァレジャオがレブロンの負担を軽減させることが優勝へのカギかなと(というか、レブロン以上の頑張りを見せてほしい)。
終わりに
ウォーリアーズのようなスモールチーム(サイズ的に、という意味で)が優勝したのは、インサイドの支配が中心だった2000年代(例:シャック、ダンカン)からの転換点になりそうかなと思いました。スティーブン・カリーやクレイ・トンプソンがアウトサイドからバンバン決めるところも見応え十分でした。
個人的に連覇は難しいんじゃないかと思うけど、来季の中心は間違いなくウォーリアーズでしょう。NBAもやめられない(笑)
それと、スティーブ・カーHCの優勝スピーチが見てみたいです。
現役時代、シカゴ・ブルズでの優勝セレモニーで饒舌なスピーチをしていたのが印象に残っているもので(^^)
ダイ
最新記事 by ダイ (全て見る)
- 「生涯契約」うらやましい(笑)。デメリットってあるのだろうか考えてみた - 2016-12-06
- 本当の「天才」には尊敬以上の何かを思う - 2016-12-02
- マクレガーがプロボクサーのライセンス取得。それでもメイウェザーとの対戦は難しい… - 2016-12-02