DeNAのwelqをはじめとする9つのキュレーションサイト+MERY(メリー)が医療記事に関する問題や記事のリライトにおける盗作問題で今回全記事非表示になった訳ですが、それに続き芸能関連のキュレーションサイトLAUGHY(ラフィ)でも前全記事の非表示が行われました
芸能人系が強かった LAUGHY [ラフィ] 逃げた。Speee.... pic.twitter.com/jsIwvyW1IK
— syn (@synbizmix) 2016年12月6日
LAUGHY(ラフィ)の非表示へ
LAUGHYのトップページに訪問すると下記の様なアナウンスがされているのを確認する事が出来ます。今現在はすべての記事が非表示になっているのかなと思います
LAUGHYからのお知らせ
いつもLAUGHYをご利用いただき、誠にありがとうございます。
昨今のキュレーションメディアのあり方に関するご指摘を真摯に受け止め、本サービスに掲載されている記事について、記事内容を再チェックすることといたしました。
再チェックが完了するまでは、全記事非公開とさせていただきます。
ご迷惑おかけいたしまして、大変申し訳ございません。 これまで以上にご利用いただく皆様や関係者様にとって良いサービスとなるよう、全力を尽くして参りますので、再開まで今しばらくお待ちくださいませ。
再開の時期は、決まり次第サイトでお知らせさせていただきます。
2016年12月6日 株式会社Laughy
今現在多くのキュレーションメディアではクラウドソーシングをはじめとする安い人件費での外注による記事の作成作業が行われていました
これまでは暗黙の了解と言う形でグレーな他サイトの記事をリライトし直して記事を作成するという形が取られていたのですがDeNAのキュレーションメディアが大々的に炎上する形で他のメディアに対しても問題が波及していっています
LAUGHY(ラフィ)についてもおそらく文章などで同様の問題を抱えていたのでしょうか、芸能人も問題を取り上げている記事も多いキュレーションサイトでしたので、画像が元々使って良いものだったかと言う点に関しては疑問が残ります
キュレーションメディアの画像の引用問題
ここに来て画像の引用問題も噴出しています
画像に引用URLを付けたから問題ないという横暴なメディアも散見されていたのですが、これは個人から企業へ抗議しても裁判の費用等を考えればなかなか講義する事さえも出来ないと言う個人の弱みを狙った形での使用やリライトが見られて来ました
最近SNSで取り上げられていたプロの写真家の方がキュレーションメディアを相手取って画像の使用料を払わせたというのは多くのサイト運営者やネットユーザーからの反響を受けていました
この記事ではキュレーションメディアがプロである自身の写真を勝手に使った事に対して、1枚いくらでどの様に請求をしたのかを詳細に書いています
テンプレ的にどの様な段階を経て請求をしているのか、メールのやりとり等も書かれていますので気になる方は参考にしてみると良いかもしれません
キュレーションメディアの画像引用問題はリクルートへも
ネット上での影響力の強いIssei Nagae氏のツイートが興味深かったのでツイートを引用させて頂きます
リクルートのキュレーションマガジンに写真が無断で使われている件で問い合わせた所、法律上は問題無いと言う返信が。その後リクルートの物をそれでは使わせて貰いますと言った所拒否された様ですね
リクルートのキュレーションに写真パクられてクレーム入れたら「引用なんで法的に問題ないと考えております」という返事が来たので、「ではリクルートさんのサイトから同様に写真を引用させていただきます」といったら「絶対に許可しません」。
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年12月6日
リクルートOB、OGのみなさん、恥ずかしくないですか
リクルートの回答だが、パクリサービスの担当は質問が来たら合法だっていうだろうが、他のサービスの写真を勝手に引用していいかって聞かれたらサラリーマンだからいいとか言えるわけない。だから絶対やめて〜っていうんだろうな。自分がそんなこと言ったってわかったら他のセクションからフルボッコ
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年12月6日
そもそもキュレーターって美術館や図書館からはじまった。つまり専門家でしょ?Newspicksだってピッカーは専門家ばかりだよ。ど素人の主婦が医学や家やいろいろなジャンルのキュレーターって時点ですでにおかしいってなんで気づかないんだ、みんな!
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年12月6日
誰も言わないのでいうけど、DeNAの功罪で一番大きいのは、パクリサイトのiemoとMeryを馬鹿高い価格で買ったことだと思う。アレ見て「パクリサイト作れば高く売れる」と大量のパクリモデルが蔓延してしまった。買収の時の説明が不十分だったなら2人の元社長に損害賠償を請求するべき。
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年12月6日
売却したよりも多額の損害賠償を請求して2人を破産に追い込めば、パクリで作ったものを売ったらあとで大変なことになるとわかってパクリサイトは激減するはずだ。
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年12月6日
今後のキュレーションメディアの動向について
これまでキュレーションメディアへの注目を集めていたのは主にwebメディアに近い位置にいる人やネット上で情報を集めていたごく限られた人達だったのではないかと思います
ですが今回上場している大手企業がこの様な手法を行って来た事でより多くの人達の注目を集めるのではないでしょうか
Yahooニュースに出ていた時にも感じていたのですが、他の芸能関連のニュースなどに比べて1/20くらいのコメント数だったのを覚えています
それだけテレビ世代の人達とネット世代の人達の意識の隔絶があるのではないかと思うのですが、今現在テレビ局の取材等も動いている様ですので今後はより多くの方に注目を浴びるのではないかと思います
恐らく国や行政等の目が行くのもそういった段階なのでは無いでしょうか
「保育園落ちた日本しね」じゃないですが、はてなの匿名サイトから国会まで意見が届くなどこれまでとはネットの影響力が違って来ている様にも感じます
それだけユーザーが増えて来た事でもあり今後の動向を見守って行きたいなと思います