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畑から2キロの山斜面、すり傷も意識しっかり…21時間ぶり救助、祖母「警察と地域の人にありがとう」 不明2歳女児発見

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畑から2キロの山斜面、すり傷も意識しっかり…21時間ぶり救助、祖母「警察と地域の人にありがとう」 不明2歳女児発見

 大分県警佐伯署は6日、同県佐伯市宇目の畑で5日昼から行方不明となっていた徳永暦(こよみ)ちゃん(2)を畑から約2キロ離れた山中で無事に保護したと発表した。約21時間ぶりに見つかった暦ちゃんにはすり傷があるが、意識がはっきりしており、大事を取って病院に搬送した。

 暦ちゃんは迷子になったとみられ、6日は県警や地元消防が午前7時から計約150人態勢で姿が見えなくなった付近などの捜索活動にあたっていた。ともに捜索していた父親の同僚の20代男性が午前9時50分ごろ、斜面にうずくまっていた暦ちゃんを発見した。

 祖母の佐藤玲子さん(58)は「もともと活発な子で、靴に泥が付いていた。(発見場所までの約2キロを)歩いたのかもしれない。捜索に関わった警察と地域の人にありがとう(と言いたい)」と安堵の表情を浮かべた。

 周辺は民家が点在する中山間地で、近くには川もある。大分地方気象台によると、5日夜から6日にかけての佐伯市の天候はおおむね晴れ。最低気温は午前1時20分ごろに観測された10・1度で、平年より4度余り高かった。担当者は「上空に雲があったことで放射冷却現象が起きにくかったと思われる。12月の夜間としてはかなり気温が高かった」と話した。

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