親朴派団体もソウル・汝矣島とソウル駅前広場で大統領退陣に反対する集会で対抗した。ろうそく集会参加者との衝突はなかった。「朴槿恵を愛する会」(パクサモ)のメンバー3万人(主催者発表)は東大門で「憲政秩序を守るための叫び」と題するイベントを開いた。「新しい韓国のための国民運動」のメンバー5000人(主催者発表)はソウル駅広場で「我々は誇りある4%。朴槿恵大統領を守ろう」などというスローガンを叫んだ。
現職議員の携帯電話番号がインターネット上に公開され、セヌリ党議員はさまざまな抗議の電話や携帯メールに悩まされている。親朴系議員だけでなく、非親朴系議員にも「大統領を弾劾しなければ、黙ってはいない」といった携帯メールが毎日数千通も届いている。李貞鉉代表は携帯電話を使えないほど大量の通話が殺到したため、電話の着信を停止した。セヌリ党のベテラン議員は「夜中に人身攻撃のような電話がかかってきたり、ひっきりなしに抗議を受けたりして、必要な業務ができないほどだ。個人的に陰険な批判メッセージも舞い込んでいる」と話した。
2日に開設された朴大統領弾劾請願サイト「parkgeunhack.com 」を通じた圧力も高まっている。同サイトには4日までに75万人が同調した。ネットユーザーが同サイトに氏名、居住地域を入力すると、議員に電子メールが発信される仕組みとなっている。セヌリ党の新人議員は「山積する請願メールを見ると心理的な圧力が大きい」と話した。