英新紙幣に菜食主義者ら反発
2016年12月05日 14時00分 読売新聞
2016年12月05日 14時00分 読売新聞
2016年12月05日 07時21分 読売新聞
【ロンドン=角谷志保美】英国で9月に流通が始まった新5ポンド札の材料に牛などの動物から取った脂肪の「獣脂」が含まれていることが分かり、菜食主義者などが反発している。
新5ポンド札はプラスチック素材で水に強く丈夫なのが特長だ。表にエリザベス女王、裏に第2次大戦期の首相ウィンストン・チャーチルの肖像が描かれている。
ただしネット上には「紙幣に動物の脂を使うなんて残酷だ」「獣脂を使った紙幣など持ちたくない」などの書き込みが相次いでいる。
英国には菜食主義者や宗教的理由から獣脂を受け入れ難い人もおり、ネット上では獣脂の使用中止を求める署名運動が行われ12万件を超える署名が集まった。
イングランド銀行(中央銀行)は11月末に声明を出し、製造段階で獣脂が「ごく少量」使われていると認めた。そして「懸念を厳粛に受け止める」と表明し、獣脂を使わない札の作り方をメーカーが検討していると説明した。