「人生はお金があれば幸せになれる」そう思う人は少なくない。では愛が無い家庭でお金に何不自由なく育てられた子供はどう成長するのか。正にそんな環境で育てられた彼にいろいろ話を聞いてみた。
・幼少時代
最高年収2000万円以上の家庭に生まれる。
何でも買い与える成金主義的な教育により普通の能力や素養や精神が育たず、快楽のみを覚えてしまう。
・少年・青年時代
多忙な父・喜怒哀楽が激しい母・共働きという家庭環境で育つ。両親の不和も酷くなり愛情を受けることがなかった。
幼少期に続きお金に甘やかされ育ったため、教師も見下し努力を学ぶこともなく必然的に低学歴となる成績はオール1。
小学校高学年になると精神的にも欠落が現れ、理不尽な理由で同級生へ傷害行為など問題を起こすようになる。
同級生達によるイジメを受けるようになる。
近親関係者に出来の良い弟と比較され苦痛を受ける日々を送る。
・成年時代
大学へAO入試で入学するが1週間で退学。
上京し芸人養成所に入学。2ヶ月で退学。
月額40万円の仕送りを貰うようになる。
家から一歩も出ず、宅配便のときだけ玄関に近寄るという、引きこもりニート生活。
親からの仕送りがストップする。
ゲストハウス生活に入る。窓なし違法建築物件などに住み貯金を切り崩し生活を送る。
膨大な数の会社を転々とする。
苦く悔しい思いを噛みしめながらも実家に帰る。それまでに重ねた借金100万円以上を親に返済してもらう。
・進展時代
地元でバイトを始めては辞めてを繰り返す。
バイト先で意中の子にフラれ、なぜか故郷を恨み上京。
極貧生活を送っては耐えられなくなって地元に戻る。これを短期間に5回繰り返す。
毎日平気で朝から晩までナンパするようになり25歳のときに初彼女が出来る。
彼女が出来たことで自信がつき再度上京。2年間営業会社で働く。最高月収90万円を記録。
親の会社で働けるようになったという報告を受け、退職。
小説を書くために東京で少しの間暮らす。文章力を高めたいという目的からはてなブログを開始。
精神科に行くと2分で「躁鬱病ですね~」と軽い感じで診断される。
メンヘラ系ブログを延々と書き綴る毎日を送る。
親元で仕事するかと思いブログアカウントを削除し実家に戻る。
そして現在に至る。