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きらきらひかる

-自分で人生をデザインする生き方を-あんざいひかるのブログ。

まじめに生きるのを恥じることはない

書評

最近母親が実家の倉庫で眠っているわたしが好きそうな本を運んでくるようになりました。この本もその中の一冊。

発行日と実家にあったこと、帯の保存の仕方がわたしっぽいことを考えるときっと20代のわたしが購入したのではないかと思う。まったく記憶にはないけど…昔から生真面目だったからきっとタイトルに惹かれたのだろう(笑)

 

 

ジョン・ウッデンはアメリカ大学バスケットボール史上最高のコーチと言われている人で多くのスター選手を育て上げているそうだ。高潔な人格から広くアメリカ人の尊敬を集め、彼の言葉はバスケットに関わらず人生全般に役立つ名言として引用されることが多いそう。

 

読んでいくとアドラーに似た考え方と地に足がついている考え方、合理主義でものすごく共感できる内容でした。(アドラー心理学ではコントローラータイプのような気がする。とにかく観察し状況を把握する、計算高く計画をしっかり立てる等、わたしと似ている部分がかなり多かったので)

 

優しさよりも強いものはない、勤勉が人生には不可欠だ、信頼によって人を動かす、与えれば得られる、礼儀正しくする、他人のせいにはしない…などなど

 

すごくいいなと思ったのは彼が家族や自分の身の回りの人々を最優先に考えていて、とても大切にしていること。両親や家族についての話がとても多く、土台がしっかりしているのが文章から伝わってくるので全ての言葉に説得力があり、とても響いてきます。

 

ジョン・ウッデンは両親をとても尊敬していて特に父親の話がよく登場するのだが、それがまた素晴らしい話ばかり。

父は実に善良で、頼もしく、前向きな人間だった。他人の悪口を決して言わなかった。物静かだったが、言うべきときはしっかりと意見を言った。

父のような男になろう。私はそう決意した。私にとって、父こそが最高の手本だった。

父親がよく口にしていた言葉の中の一つでこんなものがあった。

 

「自分が人よりもすぐれているなんて思っちゃいけない。人と同じように、おまえもすぐれているんだ」

 

「あなたは人とおなじようにすぐれている」

なんて素晴らしい言葉だろう。

 

このように家族との話、バスケットボールの話、リーダー論などのジョン・ウッデンの人生哲学がつまった本です。

 

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成功のピラミッドも一つ一つの意味合いがしっかりと書かれており、とても参考になります。

 

 この本は、現在ではとても手に入りにくくなっているようでAmazonでは高値で取引されているようです。定価1,400円が中古品で5,000円以上の値がついています。

 

まじめに生きるのを恥じることはない

まじめに生きるのを恥じることはない

  • 作者: ジョン・ウッデン,スティーブ・ジェイミソン,弓場隆
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 3回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

 

良書をご縁で読むことができて嬉しかったです(^^)

きっと「また読んで~」と本に呼ばれたのかもしれませんね。

 

売っちゃうのはちょっともったいない気がするし、手に入りにくいのなら希望があれば友人たちに貸してあげるのもいいかなと思っています(ちゃんと返してね、笑)

 

興味のある方は是非読んでみてくださいね!

 

 

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