誰かを助けたい時、まず自分がリア充になれ!
こんな事を言ったら、あなたはどう思いますか?
ちなみに、リア充とは、リアルが充実している人の略です。
きっと、「そうだよね、人を助ける時はお金が必要だもんね?、募金だって、お金が無きゃ出来ないし、やっぱりリア充になるべきだよな」と、言う人がいるかもしれません。
これは、リア充=お金を持っている人、というイメージから出て来た意見ですね。
確かに、間違いじゃないと思います。でも、リア充は、お金を持っている人、という側面だけではないと思うんです。
べつに、お金がなくても、人との繋がりの中で、楽しく生活している人もいる。
たとえば、ほぼニートのPhaさんや20代で隠居の大原さんなどが、そうですね。
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
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お二人のような人も、私にとってはリア充なんです。
要するに、リア充とは、お金を持っているいないに関わらず、日々の生活をそれなりに楽しんでいる人だ、と私は考えます。
さて、そんなリア充になる事が、なぜ人を助けようとする時に重要なのか?
結論から言うと、自分がリア充でないと、人を助ける事を悪用して、自分の気持ちを満足させようとしてしまう、からなんです。
どういう事か、ちょっと説明してみましょう。
実生活に不満がある人は、不幸な人を探す
こんな人に会った事がありませんか?
誰かが困っていたら、すぐ相談に乗ってあげて、親身になって解決策を考えてあげる人。
素晴らしい人ですよね?、しかし、すべてとは、言いませんが、こういう人の中には危険人物がいます。
その危険人物とは、実生活で満たせない「なにか」を、何かに困っている弱者から搾取(さくしゅ)しようとする人の事です。
どうですか?、会った事ありませんか?
実は、私は今、自分を戒(いまし)める意味で、この記事を書いています。
私は、貧困問題をテーマにしている、このブログの管理人です。
ですので、取材、勉強の意味も込めて、生活困窮者の方を支援しているNPO団体にボランティアとして参加させて頂く事があるんですよ。
そんな時、私が一番、気をつけているのが、先ほど、お話した危険人物にならない事なんです。
と言うのも、どっちが助けてもらう人なのか解らなくなってしまうからなんですよ
危険人物は、自分の上手くいかない実生活で、ポッカリとあいてしまった心の寂しさ、孤独を、困っている人を助ける事で埋めようとします。
そして、自分の心の寂しさ、孤独を埋めるために、相手に優しい言葉をかけて、相手を支配しようとするんです。
これでは、助けられているのは、危険人物の方ですよね?笑
これを読んでいる人の中に、「自分はそんな危険人物にはならない!」と、断言する人がいるかもしれません。
しかし、人は油断すると、危険人物になってしまうものなんですよ。だから、自分が危険人物にならないように、自分で自分を監視する事が必要です。
どうすればいいのか?、ここまで読んで頂いた方なら、もう解りますね?
そうです、リア充を目指すんですよ。
日々の生活を楽しむ工夫をするんです。
それは、趣味にハマる事でもいい、困った人達を搾取しなければ、友達とのコミュニケーションを楽しんだっていい。
とにかく、いろいろな方法を考えて、自分の生活を楽しいものにして行ってください。
そうしないと、困っている人を使って、自分の寂しさ、孤独を埋める危険人物になってしまう。
私が、人を助けたい時、まず自分がリア充になれ!、と訴えたのは、そんな理由があったからなんです。
また、この記事に共感して頂いた方は、こちらの記事も読んでみてください。
人は人を救えません。でも、手伝う事は出来ます! - 脱貧困ブログ
私は、そもそも人は人を救えない、と思っているんです。手伝うところまでなら出来るけど、救う事はできない。
その想いが、私の中の危険人物をコントロールしていると思っているんですよ。
ちょっと、考えてみてください。
共に、リア充になろうではないか?!