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西部劇と恐竜世界をミックスしたVR専用都市開発シム「Dino Frontier」は長く付き合える1本になるか
「Dino Frontier」は,目の前にテーブルトップ状の箱庭世界が広がるシミュレーションゲームになっており,プレイヤーはアメリカ開拓時代の荒野において,町を拡張する市長という役どころ。市長と言っても自分のアバターがゲーム中にあるのではなく,大きな手を使って住民やオブジェクトを,PlayStation Moveのトリガーボタンで摘みながら配置していくというゴッドハンドスタイルだ。
マップの角度変更やズームは,メインのムーブボタンを押しながらマップ自体を摘んで操作するという仕組みになっていた。
今回のイベントで公開されたマップは,デモのために作られたものらしく,町に存在するのは製材所と食料品店,そしてサロンの3つだけ。ブラブラと歩いている市民を摘み上げて,製材所の上にドロップすると,建物の中から木こりの格好に変わったキャラクターが出てきて,自分で木のある森の方向へ歩いて作業に出かけるという感じだ。
同様に食料品店で市民を果物採取の専門家に変化させ,食料を集めることもできたが,木材や食糧を町に運び入れるのはプレイヤーの仕事であり,それらを摘み上げては施設に運び入れるという流れは作業はなかなか忙しい。
ゲームには「木材を100集めよう」といったミッションが次々と表示されていくので,息つく暇もなく夢中でプレイできてしまうのだ。市民が増えていくにしたがって混乱してしまう可能性もあるが,マップに旗を立てると,仕事をアサインされていないキャラクターが集まってくるので,突然ティラノサウルスが襲ってきたときなども対処できそうだった。
そうこうしていくうちにラプトルに似た小型の恐竜が町の近くにやってくる。ここでは,この恐竜を捕獲して手懐け,馬の代わりに騎乗用に飼育することに。このミッションに成功すると,今度は町にやってきて人を食べてしまうティラノサウルスと格闘するという流れになり,今回のデモはそこで終わった。
Uber Entertainmentのスタッフによると,製品版でははさらに異なる施設や何百人という市民でにぎわう,大きなフロンティアの町を作れるとのこと。Uber Entertainmentと言えば,「Planetary Annihilation」などのストラテジー作品で知られるチームなだけに,ユニットの数やバリエーションの豊富さにも気を配っているのは間違いないはず。今回プレイした限りでは,ボリュームの軽いVRゲームが多いなか,時間を忘れて熱中してしまえそうな1本になりそうな雰囲気だった。
デモで確認できたのは2匹だけだったが,製品版ではほかの恐竜も登場することに期待しつつ,2017年の発売を楽しみに待ちたい。
「Dino Frontier」公式サイト
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