京阪バス、また運転手がポケGO 京都・京田辺で乗客乗せ
京阪バス(京都市南区)は5日、子会社の京都京阪バス(京都府八幡市)の男性運転手(54)が2日、京田辺市で路線バスを運転中にスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」を操作していたと発表した。京阪バスでは10月にも運転手に同様の行為があり、社内に再発防止を周知していたさなかで、京都京阪バスは男性運転手を4日付で懲戒解雇処分とした。
京都京阪バスによると、京田辺営業所(京田辺市)に2日、利用者から「近鉄新田辺バス停でバスが予定の発車時刻より早く出発した」との通報があり、ドライブレコーダーを調べた結果、運転中のスマホ操作が判明。運転手を聴取したところ、ポケモンGOをしていたと認めた。車内には当時、乗客がいたという。
この運転手の11月25日以降の運転映像記録を調べたところ、休みを除く6日間、15回にわたり運転中にスマホを操作したことが分かった。すべてでポケモンGOをしていたかどうかは確認できていないという。
中京区で会見した京阪バスの大伴匡常務は「再発防止の取り組み中にこのような事態が起き、おわび申し上げる」と陳謝。今後はバス乗務時の私用携帯電話の持ち込みを原則禁止する方針を明らかにした。
【 2016年12月05日 19時17分 】