ジャーナリスト松尾文夫氏「日米間のとげが抜ける」

ジャーナリスト松尾文夫氏「日米間のとげが抜ける」
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元共同通信のワシントン支局長でジャーナリストの松尾文夫さんは、日米の相互理解のために「アメリカの大統領は原爆の慰霊碑に、日本の総理大臣は真珠湾に献花をすべきだ」とする提言を執筆した本などでおこなってきました。
安倍総理大臣が、オバマ大統領とともに真珠湾を訪れて慰霊すると発表したことについて、松尾さんは「これまで日米は互いに死者を弔うことをせず、過去の清算をしてこなかった。オバマ大統領の広島訪問に続いて、安倍総理が真珠湾を訪問することによって、これまであった日米間のとげが抜けることになり、非常に評価できる」と話しています。また、ことし5月にオバマ大統領が広島を訪問した際に、トランプ次期大統領が「オバマ大統領は、日本での滞在中に真珠湾の奇襲について議論したのか。何千人ものアメリカ人の命が失われているのだ」などとツイッターで投稿したことについて、松尾氏は「安倍総理もこの発言を意識しているはずで、今後の日米関係を良好なものとするために訪問を決意したとも考えられる」と指摘しています。