花粉というと春のイメージがありますが、実は冬でも花粉症を発症する事があります。そこで、冬にはどのような原因で花粉症を発症するのか?その原因や、近づいてはいけない場所などを紹介しましょう。
発症する原因は花粉の飛散時期
花粉は春になったら飛散すると考えている方は多いのですが、花粉は毎月飛散しています。そこで花粉が飛散している時期を種類ごとに紹介しましょう。
スギ花粉は春と冬に注意!
春の花粉として有名なスギ花粉ですが、飛散時期は3〜4月と10月〜12月と言われています。もしも冬に花粉を発症している方はスギ花粉の危険性があるのです。ただし冬の飛散の量は少ないので、春ほど重症になる事は少ないと言われています。
北海道だけは春しか飛散しないので、どこに住んでも良い方は北海道へ移住するというのも一つの手かもしまれません。そして注意して欲しいのは、春にスギ花粉で重症になっていく方は冬にも発症する可能性が高いので気を付けたほうが良いでしょう。
ブタクサ花粉は冬まで?
秋の花粉症に悩んでいる方には知られていますが、秋に多く飛散しているのがブタクサ花粉です。この花粉は、実は秋までではなく冬まで飛散しています。ただし、冬まで飛散しているのは関東地方と言われているので、関東意外で冬に花粉症を発症している場合は違う花粉の可能性が高いです。
下のリンク先には、ブタクサ花粉について紹介してあるので、興味のある方はクリックしてみて下さい。
イネ花粉は一部の地域で注意を!
日本国内では沖縄県は花粉に無縁と言われています。しかし、それは誤解で沖縄県でも花粉が飛散しており、それはイネ花粉になります。イネ花粉は北海道と東北以外で冬の季節に飛散しているので注意しましょう。
ヒノキ花粉も飛散?
冬の季節に飛散するもので、ヒノキ花粉があります。ヒノキ花粉が冬に飛散するエリアは、関東や関西と言われているので、この地域に住んでいる方は冬の季節に発症しないように気を付けて下さい。
ハンノキ花粉の可能性が高い
多くの方にはあまり聞いた事がないハンノキ花粉ですが、冬の花粉症で最も気をつけたほうが良いでしょう。なぜなら、ハンノキ花粉は沖縄県をく全地域で、冬の季節に飛散するからです。もしも冬の季節になり鼻がムズムズしたらハンノキ花粉を疑ったほうが良いでしょう。
花粉症を予防する為の対策
花粉症は残念ながら完治させる薬が開発されていないので、花粉を飛ばす植物に近寄らない事が重要です。
スギ花粉を予防する方法
都会はスギが少ないハズなのに、スギによる花粉症を発症する方は多くいます。それは排気ガスに含まれているアジュバント物質にスギ花粉がくっ付いて、それを人間が吸う事によって花粉症を発症していると言われています。
そのため、都会だからスギは少ないので大丈夫と思わず排気ガスが多く出ている所は出来るだけマスクを着用したほうが良いでしょう。もちろんスギが多い地方に住んでいる方は、出来るだけマスクを着用して鼻水を止める風邪薬などを飲むのが有効でしょう。
ブタクサ花粉は野原や河川敷などへ近づかない
秋の季節に猛威を振るうブタクサ花粉を飛散させているブタクサは、野原・河川敷・公園・道路脇などに多くあります。ブタクサは細長い線状のように伸びて黄色っぽくなっているので、そのような植物を秋の季節に見かけたら出来るだけ近づかないようにしましょう。
私は花粉症なのですが、運が悪く、駐車場のすぐ隣にブタクサが生えてしまいます。何度除草剤をまいてやろうかと思ったものですが、賃貸マンションの駐車場付近なのでマスクを付けてやりすごしています。
イネ花粉はススキが要注意
イネ科の植物は、8000種も存在すると言われており、その中でも特に気をつける植物が「ススキ」です。このススキの花粉で発症したら、他のイネ科の花粉でも併発する事があるので気を付けなければなりません。そのため、十五夜の飾りにススキを取ってくるのはひかえたほうが良いかもしれません。
ヒノキ花粉は目薬がポイント?
ヒノキ花粉はブタクサやススキと違って、住宅地の近くにあるものではありません。そのため、山道のドライヴや登山などをしなければ、それほど重症になる可能性は低いでしょう。ただし、ヒノキが多い所に住んでいる場合は、早めに花粉症用の目薬などを使用したほうが良いでしょう。なぜなら、スギ花粉よりヒノキ花粉のほうが目にダメージを受けるからです。
ハンノキ花粉は山野の低地や湿地に注意
日本国内にあるハンノキは、山野の低地や湿地などに多くあります。そのため、どこでも飛散しているという訳ではないので、スギやブタクサに比べれば発症している方が少ないのでしょう。
ただし、気を付けて欲しいのは、水田などに護岸用として植えてある所もあるのです。近所にハンノキがある場合は、マスクの着用やうがいなどをして出来るだけ重症にならないように気を付けましょう。
冬に飛散する花粉のまとめ
今回は、冬の季節に花粉を飛散させる種類を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?おもに近づいてはいけない場所や飛散時期について詳しく紹介してきましたが、飛散する時期や住んでいる場所などを考えれば、どの花粉を発症しているかは大体分かってきます。
その原因となる花粉が分かれば、その花粉を飛散させている植物がある所はなるべく近寄らない事が重要です。もしも近所にある場合はマスクの着用やうがい、薬の服用などをして防いでいきましょう。