前回に引き続き、α6500のレビューになります。
今回はちょっと時間も取れたので、家族と近くの公園に行ってα6500で撮影してきました。
実際に撮影してみると色々分かり、改めて良いカメラだという事が分かりました。使ってみて思わずニヤニヤしてしまいましたw。一人だったら不審者扱いされたかも!?w
実際にα6500で撮影してみて
12/2に届いたα6500でしたが、じっくり触ったり撮影したり出来なかったので、色んな機能を試したり出来ていませんでしたが、先日、数時間撮影出来たので色々と気づいた点がありました。
色んな点が改良されている
操作に当たり、色んな点が改良されている事が分かりました。といっても私は前モデルのα6300を持っていないので、α7との比較になります。
操作性が良くなっている
上の写真の右側の黒いダイヤル部分ですが、ここの操作感触が良くなっています。
α7のダイヤルはカチッ、カチッと動き少し固い印象でした。しかしα6500ではちょっと滑らかに動く感じになっています。感触の事なので文章にするのが難しいですが、確実に操作し易くなっています。
滑らかと言っても嫌な柔らかさではなく、しっかりしていながらもヌルヌル動くと言った感じです。(解りにくいですねw)この操作性に慣れるとα7が少し勝手悪く感じてしまいます。
また背面にあるこのコントロールホイールも良くなっています。
α7ではこの部分が柔らかすぎて、気づかないうちに手が当たり動いてしまうと言った事がありました。これは私だけではなく、ネット上でも同じ様な不満を持った方が多数いました。
α7では、この部分にISO感度が設定されています。(初期設定の場合) ISO感度をAUTOに設定していたはずが、いつの間にか動いていてアレッとなる事が多々ありました。
しかしα6500はちょっと固くなっています。固くなったおかげで気づかないうちの誤動作は確実に少なくなると思います。先日の撮影では動いてしまう事はありませんでした。
マウント部分も強くなっている
レンズを付けるマウント部分がかなり頑丈になっています。α7では発売直後からこの部分の弱さの不満がかなりネット上に出ていました。
私のα7でも壊れる様な事はありませんが、レンズをしっかりはめてもほんのわずかな遊びが感じられます。
しかしα6500はビックリする位固くなっています。レンズを付ける時にかなり強めに回さないと最後まで入りません。最初はビックリしましたが、今思うとこの固さがマウントの強化になっていると解ります。
α6500はAPS-Cサイズですが、多分重いフルサイズ用のレンズを付けるユーザーが多い事も考え、かなり強めになっているのではないかと思います。
この点を見ると、α7などの過去機種で不満の多かった部分は改良されているようですね。これらの改良もα7Ⅱの後継機などにも反映されてくるのだと思います。
と、操作性の説明はこのくらいにしといて、ここから撮影に関わる機能について書いて行きたいと思います。
α6500の連写機能がやっぱり凄かった!!
AF/AE追従 最高約11コマ/秒で撮影出来る連写機能を使ってみました。いままで使ってたα7の連写はびっくりする位遅いので使う事はありませんでした。が、子供達を撮影する際には連写で撮りたくなる時もあります。α7は動体向きではないので割り切っていましたがやっぱり欲しかった機能です。
そこで先日早速試してみましたが、もう本当に凄い!!笑っちゃう位凄いです!!このカメラが運動会の時に欲しかった!!と心から思いましたw。
しかも30秒以上連写できるんです。連写の早さや長さが解る下記動画見てください。本当にコレが出来ます。
この連写機能に合わせて追従するオートフォーカスの「コンティニュアスAF」を合わせれば動き回る子供だろうが、走り回るペットだろうが、動きの激しいスポーツでもいけちゃいます。
実際に私が連写で撮った娘の写真です。
この様に動いて行く被写体も取りあえず連射しておけばいい感じの写真が簡単に撮れます。
この時の連写で撮った写真をGIFにしてみました。画質は悪いですが、どんな感じで連写が出来てるか分かると思います。
中にはピントのずれた写真もありますが、この連写の早さと追従するオートフォーカスがあれば、条件が悪くても数枚は使える写真があるはずです。この連写機能は本当に面白いです!!
説明書にも書いてると思いますが(私は読んでませんw)一応連写する際の設定方法を書いておきます。
連写の設定
まずカメラ背面にある「Fn」ボタンを押してメニューを表示します。
下記画像の上段左のドライブモードを選択。そこから連続撮影を選びます。ここでコントロールホイールで左右を押すと連写の早さがHiやMid、Lowなどが選べます。
これでシャッターを押している間連写が出来る様になります。
上記設定で連写は出来るんですが、フォーカスモードが違うと追従しません。追従させるには、「Fn」ボタンのメニューの上段左から2番目を選ぶか、本体上部にある「C2」ボタンを押し、フォーカスモードを「コンティニュアスAF/AF-C」を選択します。
これで動体を追いながらピントを合わせた連写が出来る様になります。
が、ここで1つ注意点が。
前回の記事から「親指AF」の設定をしている方限定ですが、上記の設定をした後、1つ操作が必要です。
それは背面の親指AFのボタンの所のレバーを「AF/MF」から「AEL」に変更してください。これで使える様になります。通常の撮影に戻る時は「AF/MF」に戻してください。
手振れ補正が半端ない!!
α6500の新機能として5軸手振れ補正があります。これが本当に凄すぎでした!!α7には手振れ補正が無く、レンズに付いてる手振れ補正(OSS)に頼るしかありませんでした。
今までは無いならないで気になっていませんでしたが、その実力を試してみたら本とビックリでした。ちょっとした撮影なら三脚要らずの手持ちで全然行けそうです。
この手振れ補正の凄さを試す写真を撮ってみたので見てみてください。
下記の写真は、SEL55F18Zのレンズを使いました。このレンズ自体に手振れ補正は付いていません。
関連記事:【レンズレビュー】SONY SEL55F18Zは超オススメのフルサイズ単焦点レンズです
このレンズはフルサイズ用のレンズなので35mm換算すると82.5mmの中望遠となります。中望遠になると広角や標準域より手ぶれが起きやすくなるのですが。。。まずは下の写真を見てください。
ピントが合ってる部分を拡大するとこんな感じ。ぶれていないのが解ります。
この写真はF値2.5に設定してあり、シャッタースピードはなんと0.6秒です!!
凄くないですか!?この設定で、手持ちで普通に撮ってコレです。更に付け加えるとISO感度は100です。
どこまで行けるか試してみましたが私ではSS0.8が限界でした。その拡大写真がこちら。先ほどの写真より少しぶれてる感じです。
出先でも壁等に寄りかかり、より安定した状況であれば、手持ちでSS1秒も行けなくはなさそうです。コレは凄い。
フラッシュや照明、三脚を使わずに低感度で手持ちで中望遠でもこの写真です。もっと気合いを入れて撮ればもっとシャッタースピードを長くしても行けそうです。
この手振れ補正があれば、無理に解放せず、ノイズが出るISO感度をあげる事なく撮影出来ます。
ソニーのフルサイズ機のα7Ⅱシリーズには導入されていますが、高額になります。α6500の価格でこの手振れ補正はかなり大きな機能ですね!!
この強力な手振れ補正があれば、暗めの照明の飲食店などで料理の写真を撮ったり、白糸の様に流れる滝の写真だったりを手持ちで撮影する事が可能ですね。
今まで知らなかった手振れ補正がここまで凄かったとは思っていませんでした。
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α6500とSEL55F18Zで撮った写真
作例とは言えませんが、α6500に単焦点のSEL55F18Zを付けて撮影した写真を数枚張のせておきます。
最後に
今回は2つの機能について書きましたが、この機能だけでも本当に心からα6500を買って良かったと思える素晴らしい機能でした。
α7のサブ機として購入したα6500ですが、フルサイズの画質が必要ない場合はこっちの方がメインになってしまうかも知れませんw。
今度は4Kやスロー撮影などの動画にも挑戦し、レビューして行きたいと思います。
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