再びあのたこ焼き、おっちゃん&おばちゃんの粋な接客が味わえるだなんて夢のようだ。。
今年の1月末に29年間の歴史に幕を下ろしたたこ焼き専門店「大阪屋」が、約10ヶ月の時を経て12月3日(土)に帰って来た!それも以前と同じ下北沢駅の北口エリアに!!
こんなに嬉しいことがあるだろうか?いや、無い。
もう居ても立ってもいられずソッコー訪問!創業30年目の「大阪屋」ファンの皆さん、今後足を運ばれるであろう多くの方々に向けて、参考になるかもしれないお役立ち情報とやらをいっちょしたためたいと思います。
下北沢駅徒歩2分。東京で最も好きなたこ焼き専門店「大阪屋」までの道のり(行き方)
他にも出入口はありますが、北口を出ます。
無印良品のある通りをまっすぐ進むと、
個性的なショップが軒を連ねる東洋百貨店が右手にありまして、
そのとなりに「大阪屋」が……ってすっごいオシャレ!
半世紀以上続く老舗に見えない新しい「大阪屋」
言われなきゃたこ焼き売っているとはちょっと分からないし、
予備知識が無いと「まあシモキタの店だよねー」って当たり前のように受け入れちゃうし、当たり前のように通り過ぎちゃうと思うんですよ。(実際にそういう通行人らを何人も目撃しました)
いわゆるフードコート的な場所に「大阪屋」以外に2店舗入っているんですが、どこにもたこ焼きを連想させるメニューなんて無いものね。(PC版のみクリックで拡大)
味のある、これまたオシャレな屋根付き。
「たこ焼きの形をイメージして作った長椅子ですか?」と質問したら「バカなの?」と素で返されそうなオシャレベンチ。
さっきからオシャレオシャレと連呼しまくりですが、
これはよく老舗の酒屋さんなんかがコンビニに転身して、それまで私服の店主がパリッとした制服着ちゃって「いらっしゃいませ!●●へようこそ!!」だなんて挨拶しちゃうパターンじゃないのか?おっちゃん&おばちゃんもその一派に取り込まれてしまったんじゃないのか!?
かつての「大阪屋」を知っている方ほど戸惑うかもしれません。
でも大丈夫。お2人が醸し出すあの雰囲気は健在でした!(和やかスマイルは店頭にてご確認ください)
うわぁい!おっちゃん&おばちゃん、ご無沙汰しておりますm(_ _)m!!
ご安心ください、あの「大阪屋」でした。旧店舗時代からの変更点まとめ
彼らの笑顔を拝んだ瞬間、もうオシャレなんかに尻込みする必要もなくなりました。
いつものポリバケツが椅子と椅子間に挟まれておりますが、もうフォトショなんかで合成した写真にしか見えないものね。
移転復活に際してメッセージと祝花が。
お客様へ前、大阪屋閉店の際お寒い中沢山のお客様にお越し頂き心より感謝しております。
又、店頭にお心暖まるメッセージを沢山頂き本当に感激で一杯でした。
この度は皆様の励ましの元もう少しだけ頑張ることにしました。
前店同様の御ひいきをどうぞ宜しくお願い申し上げます。大阪屋
- 8コ入り(350円)です。しばらく8コ入りのみで販売してますのでヨロシクね。
- お1人様2パック以内でお願いしております。
- 並んで頂くのは何度でも大丈夫ですョ。
- ご協力お願い致します。
その他変更点は以下のとおり
- 営業時間は平日14:00頃~20:00頃、土日祝日は12:00頃~20:00頃に前倒し(全日ともに売切れ次第終了)
- 定休日は毎週火曜日に変更(旧店舗時代は毎週水曜日)
- 屋根付きになったので天気の心配する必要なし
- 通りから奥まった場所になったので車の往来を気にする必要なし
- ちょっとしたイートインスペースが設けられ、奥の店舗で買ったドリンクやら料理と一緒に「大阪屋」のアツアツたこ焼きを楽しめるようになった
もう良いこと尽くしじゃんね!
変わるものと変わらないもの。手際の良さは相変わらず。
おっちゃんが安心して盛り付けに取り掛かれるのは、おばちゃんとの阿吽の呼吸が成立しているから。
青海苔やマヨネーズ有無のやり取りもあの頃のまま。
常連さんは再開を祝福したり世間話に花を咲かせたりする時間の到来ですし、初めての方は今か今かと楽しみに待ちましょう。
外はカリカリ、中トロリ。大阪では食べられない下北沢の老舗「大阪屋」の出来たてアツアツたこ焼き8コ入り(350円)
1年と経たないうちにまたこのビジュアルを拝める日が来るなんてね。
営業再開初日の12月3日&4日の土日は最大1時間半待ちの行列となったそうで、ファンは今か今かと待ちわびていたってヤツですよね!
再開まもない当面は8コ入りのみの販売ですが、いずれ15コ入りも扱うことの示唆か、大きくてやや深めな丸皿での提供です。
踊る削り節以上におれの心もワルツを奏でるよ。
ベッタベタではなく上から垂らすようにソースをかけるから、時間が経ってもカリカリなワケ。
マヨネーズもちょこんと添えるように盛り付けるから、
ツツツーと、
マヨをつけて豪快にかぶりついても、つけないでおしとやかに含んでも、どちらでもおいしい。
猫舌の方はフーフーしながらマヨネーズで冷ましながら食べると良いんじゃないでしょうか。
かつての営業最終日前日と当日に配られたカイロ、今こそ使う時!
なお、使えばいいカイロは使わずに2個とも取ってあります。使ったら本当に終わっちゃいそうな気がするし、おれは再開を信じているから、再開の暁には盛大に使ってやろうと思うんです。それがたとえ真夏だとしても、ってね。
29年間ありがとぅ!下北沢のたこ焼き専門店「大阪屋」閉店レポ。4時間待ち、100人超えの大行列伝説を作る - 己【おれ】
実際のところ夏真っ盛りな時期じゃなくて安心したんですけど、
「この人なんでカイロ2コも使いながらたこ焼き食べてんだろ?どんだけ冷え性なのかな??(プププ)」って多数のお客さん達に思われたことでしょうが、まあ一種の約束を果たしたって感じですかね。カイロのおかげで最後までホッカホカでした!
ホッカホカと言えば、やっぱ常連客とのやり取りね。
あらかじめ復活を知って来店したお客さん、たまたま前を通りかかって「大阪屋」の3文字とおっちゃん&おばちゃんの姿を確認して突撃するように並ぶお客さんとか、もうみんながみんな笑顔なんですよね。笑顔だし嬉しそうだし、楽しそうに会話を繰り広げる様は見ているこっちの心までホッカホカですよ。
つい並び直しておかわりしちゃったよ。
実は底のソースが多めだから表面はたらりと少なめ。
沈黙は金、雄弁は銀。見えないところにもこだわりが詰まった「大阪屋」のおいしいたこ焼き、完食です!(例によって汚いのでモザイク処理済み)
下北沢での楽しみが戻って来てくれて感激です!
旧店舗跡は粛々と工事が進められておりました。
何から何まで昔ながらを維持し続けることは難しいし、風情だとかは前店の方がそりゃ良かったって部分はあります。ありますけどね、でもおれ、おっちゃん&おばちゃんがまた下北沢の地にたこ焼き作りに戻って来てくれただけですこぶる満足なんです。
移転してからも変わらず2人で買い出しやら仕込み含めた全作業をこなしているみたいだし、鉄板で焼き続ければ続けるほどたこ焼きもどんどんおいしくなって行くんだろうけど、どうか無理せずマイペースも意識しながら末永く続けてくれればと思います。
毎週火曜は定休日ですが、明日12月6日は特別営業とのことなので、本記事を読んで耐えられなくなったら是非行ってみてください!「大阪屋」よ、引き続き永遠なれ!!
店舗情報
店名 | たこ焼専門店 大阪屋 |
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住所 | 東京都世田谷区北沢2-25-10 Studio B.uS Shimokitazawa内(地図) |
電話番号 | - |
営業時間(平日) | 14:00頃~20:00頃(売切れ次第終了) |
営業時間(土日祝) | 12:00頃~20:00頃(売切れ次第終了) |
定休日 | 火曜日 |
最寄駅 | 下北沢駅 |