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ねこのつめ合わせ

会社員☞海外大生☞会社員☞漫画家 瞬間的にやりたいことをやっていると職業遍歴が散らかった。ラインスタンプ出したけど売れず、漫画描いたけど人気出ず、ノベル書いたけどこれに至っては誰にも読んですらもらえず。何かを制作・リリースすればするほど自分の存在意義が透明化していくように感じる今日この頃。漫画家なのに最近漫画描けていないからただのひきこもりに進化してこんな風に言葉を散らかしてます

超インドア派の自分が筋肉痛になる理由にロクなものがない

自宅警備員の平凡な日常

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12/4(日)は湘南国際マラソン当日。

 

朝5:30の電車~レース~帰りの電車とランナーたちにぎゅうぎゅうに囲まれて過ごした一日でした。週末の2日間ではありましたが10ヵ月に渡って長距離走行に耐えられるよう脚を鍛えてきたつもりです。実際20kmほどなら次の日筋肉痛になることなく走れるまでにはなっていました。そしてこの完成度ならマラソン走破なんとか行けることは前回のホノルルマラソンで体験済。

 

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しかしわたしたちは忘れていたのです。当時から既に5年が経過していたということを!5年も経つと体力も筋力もそれなりに衰えてしまうし、ってゆーかそれより何より当時より太ってるし!なぜこれらの事実を無視できたのか。結果から言いますとありがたいことに走破はできました。ただし42.195kmを走行した脚はさび付いたブリキ男の脚並に使い物にならなくなっていましたが。レース後はたっちを習得したばかりの赤ちゃんのみたく歩みがおぼつかないいい大人たちが会場にも帰り道にも駅にもそこら中ウヨウヨ。

 

そしてわれわれ夫婦も例に漏れず彼らに交じってヨチヨチやっとりました。あ、因みに、レースに参加したのは夫・コーヒーさんだけなんですどね。

 

 

え?

 

 

じゃあなんできゃとらにまで42.195km走った人と一緒にヨチヨチやってたかって?

原因は2つありました。

 

原因その一:風呂掃除

 

遡ること2日前

きゃとらには風呂掃除をしておりました。全裸で。だってあれなんです。風呂掃除ってシャワーを使うから結構濡れるんですね。だからお風呂に入るついでに風呂掃除もしてしまうというナイスアイディアを以前から実行していたのです。その風呂掃除中ふと見上げると埃のたまった換気口がそこに。これまで何度か「また今度」とスルーしてきたのですが、この時は何となく気分がノッていました。そこで「よし待ってろ」と腕まくり…は全裸だからしなかったけどするような気持ちで天上からこちらを見下ろす換気口に向かい手を伸ばすと同時に浴槽の縁に片足をかけてよいしょと体重を乗っけたそのときでした。

 

目の前が大きくグラつき体が一瞬にしてバランスを失いました。視界の端には足の乗っかっていなかったサイドの浴槽が定位置から外れ持ち上がっているのが映っていました。そこからはなぜかスローモーション。近づきかけた風呂場の天井が遠のいたかと思えば次の瞬間視線は浴槽の底にロックオン。そしてそのまま浴槽の底に向かって死のダイブ!その間きゃとらにの体を放り出したことで一瞬傾いた浴槽が元のバランスを取り戻そうとしていました。

 

ぐふぅっ!

 

 

 

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頭をしたたか打って密室の全裸死体になるかと思いきや、実際したたか打ったのは腹、そして肋骨でした。

 

バランスを取り戻して元の場所にピタッと収まった浴槽の縁に体が覆いかぶさるようにして着地したため頭が浴槽の底まで達しなかったみたいです。

 

とはいえ出来損ないの『大の字』のような真夏のアスファルトに焼かれたカエルのような体制、痛む肋骨、そして全裸。命が助かってよかった!と手放しではとても喜べない間抜けすぎる醜態。たとえ死んでもこの真実だけは名探偵◯ナンにも暴いてほしくない。「おそらくこれは不幸な事故だ」うわー引くー。

 

そしてその時から今日に至るまで、全身筋肉痛なんです。恐らく落下した瞬間普段お留守がちな脳が稲妻のような速度で全神経を通してバイタルスポットをかばうよう伝達し、その結果普段使わない筋肉(つまりブログと漫画を作成するために使っている指と腕の筋肉以外)を総動員したに違いないのです。人間の体って本気出せば凄いんだね!でも普段本気出し慣れていないせいでおまたの脚の付け根の筋肉とか痛い。勘弁してほしい。もう二度と、脚立を取り出す手間を惜しんで近くの物に手軽によじ登るような真似はしない!人生で三度目となる誓いをその時心に刻みました。

 

 

原因その二:1kmを全力疾走

 

湘南国際マラソンレース中、きゃとらには普段は4車線道路として車が行き交う38km地点と41km地点が同時に見れるスポットに陣取りコーヒーさんを待っていました。本当は「ゴールで待ってて」と頼まれていたのですが、ゴールは人でごった返しているためいつ戻るとも分からないコーヒーさんを待って長時間ゴール付近で過ごすのは面倒だなぁと思っていたのです。その点38&41km地点は穴場でした。ここには特設ステージがありました。きゃとらにの知らない恐らく新進気鋭と思われるミュージシャンたちが応援ソングを生演奏していたのです。演奏の大音量のせいかここでランナーたちを待とうという応援者はごく少数でした。

 

きゃとらにの作戦はこうです。38km地点でコーヒーさんを見届ける。それから時間を計算してゴールへゆったりと向かう。フハハハ完璧。大真面目に走るピカチュウやら猪木やらピコ太郎やらの仮装したランナーを見届けてほどなくしてコーヒーさんがやってきました。おぉ、なかなか良いリズムを刻みつつ走ってるじゃないか。沢山のランナーに囲まれていてもコーヒーさんの大きな体はよく目立ちました。きっと彼は唯一の90kg代ランナーに違いない。

 

よくぞここまで。きゃとらには涙ぐみました。こちらに気付くコーヒーさん。疲れた表情がふにゃあとほころぶのを見るとますますジーンとしちゃいました。無邪気に手をひらひらさせながらやがてコーヒーさんはドスドスっと走り去ってしまいました。

 

ふおぉぉぉこれは折り返して41km地点に帰ってきたときも応援してやるしかない!残り1kmを残しクタクタヘロヘロのコーヒーさんをサポートするんだ!そしてきゃとらには待つことにしたのです。やがて一層笑顔をキラキラさせたコーヒーさんがのっしのっしやってきました。「あと1kmだよー!」心なしかコーヒーさんの足取りは一層軽快になった気がしました。もうゴールしか見えていないその後姿を見守りながらきゃとらには非常な満足感に充たされました。無事に全行程走れて本当に良かった。

 

そこできゃとらには思い出したのです。「ゴールで待ってる」という約束を!あ、しもた!コーヒーさんはすでに41km地点から見えません。

 

あかーん!!

 

火が付いたように走り出すきゃとらに。全身筋肉痛とか何とか言ってる場合ではありません。いくら途中地点を見届けたところで肝心のゴールにいなければ無意味!会場内はレースを終え満身創痍のランナー達で溢れかえっており全力疾走しているのはもはやきゃとらにだけでした。その中を暴走特急のごとく走り抜け(ているつもりでボテボテ走ってい)るきゃとらに。そうしてゴールしたコーヒーさんに合流した頃には新たな筋肉痛に悩まされていたのでした。

 

 

そんな超インドア派に似つかわしくない全身筋肉痛に悩まされつつこのブログを書いています。ついでに右足の甲も痛い。コーヒーさんはこの痛みについて「疲労骨折じゃない?」と言っていました。疲労って何?風呂掃除で浴槽の縁から落っこちたこと?それともたった1kmの距離を走ったこと?どちらにせよ、またその両方を合わせたとしても、これが疲労骨折なら昨日42.195km走ったコーヒーさんや世の中のアスリートたちに顔合わせができません。

 

きゃとらに🐈 

 

もう一つの全裸記事読んでもいいよ、という方へ☟

www.catlani.com

 

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