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XERA

インドマグロでも分かる通信業界

まだキャリアのiPhoneで消耗してるの?SIMフリーの方が61,776円安いよ!

格安スマホ 格安SIM

タイトルで煽ってすみません。

「日本のスマホ代は高い」という話は耳にしていました。

「本当にそんなに高いの?」と思いながら、SIMフリー版のiPhoneの料金を計算してみたら、大手キャリアの料金が驚くほど高いと気づいたので共有します。

計算してみたら、 SIMフリーのiPhoneの方が大手キャリアに比べて2年間で6万円以上安くなるという計算結果が出ました。

この記事を読んで、日本のモバイル業界の現状についてどう思いますか?

まだキャリアのiPhoneで消耗してるの?SIMフリーの方が61,776円安いよ!

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SIMフリーのiPhoneとは?

「SIMフリーのiPhoneって聞いても、そもそもSIMがわからない」という人もいるでしょう。SIMとは携帯電話の中に入っているネットや電話をするための部品のことです。以下の写真を見れば「あ!これのことか」と分かると思います。

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SIMフリーのiPhoneとは「SIMロック」がかかっていないiPhoneのことです。 「SIMロック」がかかってないので、どのブランドのSIMでも使うことができます。 SIMのサイズは一番小型の「ナノSIM」に限ります。

一方で、auやドコモやソフトバンクといった大手キャリアが販売しているiPhoneには「SIMロック」がかかっています。この「SIMロック」より、大手キャリアのiPhoneは自社のSIM以外では動作しません。つまり、auのiPhoneの場合、auのSIMしか使えず、ドコモのSIMを挿しても使えないのです。

キャリア版とSIMフリー版どちらが安い?iPhone7(128GB)でシミュレーション!

「SIMフリーの方が本当に安いの?」「SIMフリーのiPhoneは大手キャリアのiPhoneに比べてどのくらいスマホ代が安くなるのか?」と気になる人もいるでしょう。

大手キャリアのiPhoneとSIMフリーのiPhoneではどのくらい料金の差があるのでしょうか?ここでは、SIMフリーのiPhoneでどのくらいスマホ代が安くなるのかをお伝えしていきます。

今回は、以下の条件で比較しました。

  • 契約:新規契約
  • 期間:2年間
  • 端末:iPhone7(128GB)
  • 高速通信データ量:5GB
  • かけ放題:無制限

比較したケースは以下のケースです。

  • ドコモで新規契約、ドコモのSIMで2年運用
  • SIMフリー端末をApple Storeで購入、格安SIM「NifMo」で2年運用

※今回のケースでは、ドコモを例題にしていますが、大手キャリアでiPhoneを使う場合はほぼ同じ金額になります。価格は全て税込みです。

ドコモで新規契約、ドコモのSIMで2年運用

ドコモでiPhone7を2年間使った時場合、毎月の支払いと2年間の総額は以下の通りです。

 月額2年総額
端末代金 3,915円 93,960円
基本料金 8,640円 207,360円
 (カケホーダイ)  (2,916円)  
 (データMパック)  (5,400円)  
 (spモード)  (324円)  
月々サポート -2,322円 -55,728円
合計金額 10,233円 245,592円

SIMフリー端末をApple Storeで購入、格安SIM「NifMo」で2年運用

SIMフリーのiPhone7をApple Storeで24回分割で購入して、格安SIM「NifMo」で運用した場合、毎月の支払いと2年間の総額は以下の通りです。

 月額2年総額
端末代金 3,771円 90,504円
基本料金 3,888円 93,312円
 (データ通信プラン量)  (1,728円)  
 (音声契約タイプ料)  (756円)  
 (Nifmo電話)  (1,404円)  
月々サポート - -
合計金額 7,659円 183,816円

比較結果:SIMフリーの方が2年間で61,776円安い

2年間で61,776円の差が出ることになります。毎月の料金に換算すると2,574円の差になります。

表にまとめると以下のようになります。

 キャリアSIMフリー
端末の入手元 ドコモ Apple Store
端末代金 93,960円 90,504円
月々サポート -55,728円 -
基本料金
(月額)
207,360円
(8,640円)
93,312円
(3,888円)
合計金額 245,592円 183,816円
差額   -61,776円

安さなら格安SIM、サービスなら大手キャリア

比較結果だけを見ると格安SIMの方が安くなります。ただし、格安SIMのサービスは大手キャリアとは異なります。例えば、「NifMo」のかけ放題は大手キャリアの電話と違い、ネット回線を利用するIP電話です。なので、 以下の問題があります。

  • 電話番号が相手に表示されない
  • アプリを起動しないと通話料が発生
  • ネット回線が悪い時は通話品質が落ちる

逆に大手キャリアの場合はIP電話ではないので、上記のような問題はありません。さらに、大手キャリアには公式のショップが利用できたり、キャリアメールが使えたりと格安SIMにはないサービスが提供されています。

料金に関しては、大手キャリアでiPhoneを使うより、SIMフリー版iPhoneを格安SIMで使った方が、2年間の総額は安くなります。

大手キャリアのように公式ショップやキャリメールがないとはいえ、2年間のiPhoneの総額に60,000円以上も差が出るのは大きいですね。

値段の安さを優先するなら格安SIM。値段よりサポートを優先するなら大手キャリアとなります。

なお、「SIMフリーのiPhoneを格安SIMで使いたいけど、 格安SIMの種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない」という人もいるでしょう。そんな人にオススメの格安SIMを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

SIMフリー版iPhoneでオススメの格安SIM3選

この章ではSIMフリー版iPhoneにオススメの格安SIMを紹介します。どれも人気のある格安SIMなので、iPhoneを安く快適に使うことができますよ。

SNSがメインなら「LINEモバイル」

LINEモバイルのHP画像

https://mobile.line.me

「iPhoneはLINEやFacebookやInstagramだけ使って、通話はほとんどしない」という人には、LINEモバイルがオススメです。以下の主要なSNSを使っても、高速通信のデータ量が消費されない「カウントフリー」機能を備えています。

  • LINE
  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook

今使っている番号がそのまま使える音声付きSIMの料金は以下の通りです。

【コミュニケーションフリープラン+音声通話付き】

高速通信可能な
データ量
月額料金通話料
3GB 1,690円 20円/30秒
5GB 2,220円 20円/30秒
7GB 2,880円 20円/30秒
10GB 3,220円 20円/30秒

表を見ればわかるように、どのプランでも通話料が安くなる「かけ放題」がないです。そのため、通話を月に90分以上するという人はスマホ台が逆に高くなってしまうので、注意が必要です。

とはいえ、LINEの無料通話である「LINEトーク」も無制限で使えるので、LINEトークをよくするという人なら「かけ放題」がなくても通話料を抑えることはできます。

ネットをよく利用するなら「U-mobile」

U-mobileのHP画像

http://umobile.jp

「通話はあまりしないけど、ネットをよくする」という人はU-mobileが良いでしょう。多数のプランがありますが、「U-mobile PREMIUM 通話プラス」というプランを選択しましょう。

高速データ通信が無制限で使えます。ただし、ネット上のユーザーの声を見えると3日以内で大量にデータを使うと通信速度が制限されることはあるようです。

【U-mobile PREMIUM 通話プラス】

  • 高速通信可能なデータ量:無制限
  • 月額料:2,980円
  • 通話料:20円/30秒

安くiPhoneを使いたいなら「DTI SIM」

DTI SIMのHP画像

http://dream.jp/mb/sim/

「ネットも電話もたまに使うけど、できるだけiPhoneを安く持ちたい」という人もいるでしょう。そんな人には、5分間無料のかけ放題がついたDTI SIMがオススメです。

毎月1GBの高速通信データ量がついて、お値段は2,139円です

  • 毎月の高速通信データ量:1GB
  • 月額料:2,139円
  • 通話料:最初の5分間無料(以降は20円/30秒)

DTI SIMの料金をソフトバンクの料金と比較

「大手キャリアの一番データ量が少ないプランと格安SIMならどっちが安いの?」という人もいるでしょう。 そこで、ソフトバンクとDTI SIMの料金を比較してみましょう。

ここでは、以下の条件でiPhoneを2年間使う場合を比較してみます。auやドコモは月1GBを 選ぶことができませんので、これが大手キャリアで 一番データ量が少ないプランです。

  • 契約:新規契約
  • 端末:iPhone7(128GB)
  • 高速通信データ量:1GB
  • かけ放題:最初の5分無料

同じ1GBと最初の5分無料という条件で、総額にどれだけの差が生まれるのでしょうか?なお、DTIの かけ放題はネット回線を利用したIP電話ではなく、大手キャリアと同じ080や090の電話番号を使った電話です。

ソフトバンクで2年間使った場合の料金

ソフトバンクでiPhone7を2年間使った場合は以下の金額になります。

 月額2年総額
端末代金 4,160円 99,840円
基本料金 5,292円 127,008円
 (通話定額ライト)  (1,836円)  
 (データ定額 1GB)  (3,132円)  
 (ウェブ使用料)  (324円)  
合計金額 9,452円 226,848円

SIMフリー版をDTI SIMで2年間使った場合の料金

SIMフリー版iPhone7でDTI SIMを2年間使った場合は以下の金額になります。

 月額2年総額
端末代金 3,771円 90,504円
基本料金 2,139円 51,336円
 (音声プラン(1GB))  (1,296円)  
 (でんわかけ放題(5分))  (843円)  
月々サポート - -
合計金額 5,910円 141,840円

比較結果:ソフトバンクよりDTI SIMの方が2年間で85,008円安い

毎月の高速通信データ量が1GBで5分間のかけ放題という同じプランを比較しました。結果はなんと、2年間の総額で85,008円(226,848円-141,840円)もの差が生まれました。

ソフトバンクのiPhoneは高速通信データ量を1GBのプランにすると毎月の本体割引が付きません。なので、 1GBのプランは本体割引がないため、5GBのプランより月額の料金が高くなっています。ソフトバンクはすごい料金設定をしていますね。

それに対して、DTI SIMなら毎月の料金が安いため、2年間で約85,000円以上も安い値段での運用が可能です。

格安SIMが安いのか?大手キャリアが高いのか?

同じiPhone7でもキャリア版とSIMフリー版(格安SIM運用)では、2年間の総額が60,000円以上も差が出るというのは驚きですね。

SIMフリーのiPhoneは、大手キャリアと違いiPhone本体の割引がありません。しかし、格安SIMを使うと2年間の料金は大手キャリアより安くなります。

つまり、大手キャリアは本体割引があっても、基本料が高いのでSIMフリーのiPhoneより料金が高くなります。

これは、格安SIMが安いからでしょうか?それとも、大手キャリアが高いからでしょうか?みなさんはどう感じましたか?どう思いますか?