LINEは5日、2017年にも自社のキュレーションサイト「NAVERまとめ」で投稿者のランク付けを始めることを明らかにした。過去の投稿の実績や作成者の経歴などから審査した上で、ランクが高い人の投稿ほど上位に表示されるようにする。正確性などまとめサイトの問題が発覚するなかで、記事の信頼性を高める。
5日のイベントで島村武志上級執行役員が明らかにした。投稿者のランク付け以外にも、投稿に掲載される情報をインターネット上に公開している1次情報発信者の権利保護にも取り組む。まとめサイトに利用されたことによる収益の一部を還元する仕組み作りを検討する。
NAVERまとめは09年からある、キュレーションサイトの先駆け。LINEが記事の作成を依頼することはなく、利用者がネット上の情報をまとめた投稿を掲載している。これまでも法律やガイドラインに沿って、常時投稿を監視しており、今回の一連の問題を受けて新たに削除する例などはないという。