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【プーチン氏、実は遅刻魔】 岸田外相との会談で2時間遅れ

岸田外相と会談するロシアのプーチン大統領=12月2日、ロシア・サンクトペテルブルク(タス=共同)
  ロシアを訪問した岸田文雄外相は2日午後(日本時間同日夜)、サンクトペテルブルクでプーチン大統領と会談したが、プーチン氏は遅刻。会談は予定より2時間近く遅れて始まった。日本側にとり、今回の岸田外相の訪ロは今月中旬に予定されているプーチン大統領訪日に向けた最終調整に当たり極めて重要視していただけに、表敬訪問とはいえプーチン氏の遅刻で会談が遅れたことは出鼻をくじかれた形。ネット上では「ロシア側の揺さぶり」「完全になめられている」との指摘も出ているが、実はプーチン氏は岸田外相に限らず、海外からの要人の会談や記者会見での遅れを繰り返す「遅刻魔」として有名なのだ。


 主な遅刻を挙げてみよう。ロシアメディアなどによると、プーチン氏は2003年6月の英国のエリザベス女王も出席してのロンドンでの式典で十数分遅れた。ロシア側は「ロンドン市内での渋滞」を理由として挙げたが、ロシアの国家元首の車列は渋滞に引っかからないようすべて青信号で通行できるようになっており「渋滞は言い訳」との一部メディアの批判も。15年6月のローマ法王フランシスコとのバチカンでの会談では約1時間遅れた。ロシア大統領府は「イタリア北部ミラノでの会合が長引き、バチカンへの移動にも手間取った」と釈明した。法王との会談を巡っては13年11月も50分遅れた。


 14年10月にミラノで行われたドイツのメルケル首相との会談には2時間以上遅れた。前の訪問地に長居したのが理由としているが、メルケル首相には12年にも約40分間待ちぼうけを食わした。12年6月のメキシコでの会談ではオバマ米大統領を待たせた。約40分間遅れたが謝罪の言葉はなかったという。


 このほか、プーチン氏に待ちぼうけを食わされた国家元首らは数知れず。スペイン国王、インド首相、ベラルーシ大統領、ウクライナ大統領、韓国大統領、イタリア首相…。 国家元首でもこのありさまだからクレムリン担当の記者との会談は言うに及ばず。記者たちはひたすら8時間待ち続けたことがあったという。


 ロシア正教徒にとって神聖な行事であるクリスマスや復活祭の行事に遅れることも何回かあった。15年1月のクリスマス(正教会ではクリスマスは1月7日)では教会での祈りに1時間遅れた。


 プーチン氏は大統領になるまで比較的時間には厳密だったという。プーチン氏が旧ソ連の秘密警察だった国家保安委員会(KGB)の後身、ロシア連邦保安局(FSB)長官だった際に、会合にプリマコフ首相が遅れたことについて「彼は上司だから、遅れてもいいんだ」と話したことから、遅れることは「大統領の特権」とみなしているとの説もあるが、離婚したリュドミラ夫人は「しょっちゅうデートに遅れて、1時間半の遅刻はざらだった。悔しくて泣いたこともあった」と言っていることから、生来の癖なのかもしれない。日本人と比べて時間にルーズなロシア人の国民性を考慮してもプーチン氏は特別だ。いずれにしろ、権威主義が強いロシアではこんな決まり文句がある。「ボスは決して遅れない。手間取っているだけだ」 (47NEWS編集部 太田清)

2016/12/05 14:15

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