同じく海外赴任したことのある身から想像するけど、海外赴任できるチャンスを得られたということはそれ自体が恵まれている。
もしかしたら貧しい中で必死にバイトして留学資金を貯めたのかもしれない。家族から見放され家を飛び出したのかもしれないが、それでもなお。
ただ、海外に出て世界の広さを感じると別の部分が鈍感になる傾向がある。よく陥るのが「自分が努力してできたんだから他の人だってできるはず」という思い込みである。
そしてあなたは日本だけでなく多くの国で問題になっている「閉塞感」というものが理解できていない。
国がどれだけ恵まれていようがその恩恵に預かれない人がいる。そして自身の生活を打開できるだけの精神力を持つことを許されなかった人達がいる。
この人たちだって基本的には「恵まれない」人たちなのだ。物理的に恵まれない人へは同情が寄せられるが、精神的に恵まれない人はあなたが敵意を向けるように理解を得られないことが多い。
物質的に「日々の食べるものにも困り、生きてくるだけで精一杯だった」人がいるのと同様に「精神的にぎりぎりで、ここまで生きてくるだけでも精一杯だった」という人たちがいる。
その人たちとあなたは90度くらい違う。私も英語とプログラミングができるので、別に何をしたってどこの国だって生きていけるという安心感がある。これだけで世界がどれだけ悪かろうが夢を持て、生きていくエネルギーを得られる。
しかしそれもこれも基本的には努力できる恵まれた環境を用意してもらえたからだ。恵まれた環境を与えられずエネルギーが尽きかけてる人に、エネルギー源のある人の方法論を唱えても使えるものじゃないんだよ。
世の中に届かない方法論は国を良くしない。
「原発立地自治体はいままで散々おいしい思いをしてきたのに反対するとは何事か。俺が政治家ならすぐに再稼働するのに」という意味合いの発言を聞いた。
最悪である。
こいつは今までに政治家が地方にどれだけ頭を下げようやく原発を建てさせてもらったかをまったく分かっていない。仮にこんな奴が政治家になったら失言の上、地方自治体から総スカンくらって即更迭である。国のために何の役にも立たない。足を引っ張るだけ。
「私は日本が好きだ。だから日本に帰ってきたし、日本に骨を埋めたいと思う。
そうであるからこそ、私は日本を良い方向に変えていきたいと思う。
小さな一個人ではあるけれど、もっと住み良い日本にしたいから諦めたくない。」
皆うんうんと頷いて聞くだろう。そうだね、その通りだよ。今までの人生で1000回くらい聞いたよ。そして半年後には別の誰かの1100回目のお話で上書きされ誰もあなたのことは覚えていない。
あなたの意見が間違っているわけではない。個人の幸福の追求方法としては正しいが、多数の幸福を求める場合、思いが届く範囲が狭すぎるのだ。国を良くしたいならその方法は効果が薄い。それでうまくいくならトランプ大統領は誕生しなかった。
あなたのような意見が聞けるのはいいことだ。きっと日本をよくできる、個人でも頑張ろうという人が少なからずいるということは日本にとって明るい材料だ。
しかし閉塞感の蔓延した世の中には届かない。ここ20年間以上、無力感を蓄積させられた人たちに必要なのは「頑張れば日本は良くなる」ではなく「良い日本にするから頑張れ」だ。閉塞感→不景気→少子化の悪循環を止める現実的な少子化対策だ。
今回の「保育園落ちた日本死ね!」は結果として「お!?きっかけはともかく、実際に対策が打たれたぞ!?こいつは明るいニュースだ」と今保育園に入れられない現実に直面している人たちの背中を押しただろう。
子供が一人増えれば、何世代か後にはGDP数億円分に貢献したことになる。理想とは言い難いが「伝わる」物言いが世の中を変える。
そんなに嫌だったら日本から出ればいいじゃない。 憲法には日本で生まれたら絶対に日本に住まなければならないなんて明記されてないし、法的にも何も強制してないし、それどころか...
同じく海外赴任したことのある身から想像するけど、海外赴任できるレベルにあるということはそれなりに恵まれた生活レベルで生きてくることができたんだと思う。 海外に出て世界の...
なっげえ。「日本が好き」と「日本の全てを肯定して欠点を指摘する奴は国外追放」は区別しような。
「死ね」というほど憎んでいる国に相も変わらず住んでいる行動が理解できないだけですよ。 「死ね」という言葉が欠点の指摘なのかという疑問も残りますが。
「日本死ね」は言った人が左翼活動家だって即バレしたんで、そこまで掘り下げなくても…… まぁ「左翼活動家が理解できない」には大いに同意する
每日書き込んでいるおばさんwwww